会議

[美術館] ICOM上海大会最終日/上海美術館

11月12日、ICOM上海大会の最終日。総会で会計報告、決議採択、次期会長選挙結果の発表等。次期会長はこちら→http://icom.museum/press-releases/press-release/article/hans-martin-hinz-is-elected-president-of-the-international-council-of-museums.html…

ICOM上海大会4日目/チャイニーズ・カルチュラル・ナイト

今日(10日)も楽しく一日を過ごした(日にちがずれています)。午前中は、ICOFOMのシンポジウムへ。“Do museums have the duty to restitute?”コレクションの返還問題について熱く議論が交わされた。政治的、かつ非常に複雑な問題だという認識はもちろん共…

ICOM上海大会2日目・3日目

昨日は、急に寒くなったこともあり、また生まれて初めての国際会議出席で、夜になるとどっと疲れが出て(英語を聞いて、日本語でメモするのは不可能と知った。理解できたフレーズを英語のままメモする方がまし、と気づいた。中国語からの英訳同時通訳は猛烈…

上海動物園/毛沢東旧居/衡山馬勒別墅飯店/ICOM上海大会開会式

上海、面白すぎて、早くも2日目で、もう帰国後、社会復帰できなくなりそうな勢い。朝、ホテルの窓から下を見下ろすと、何か不思議な建物が。庭園で写真を撮っている人がいるので、中に入れそう。あとから、これが衡山馬勒別墅飯店(1936年建築、上海初の近…

全国博物館大会(2)10月1日シンポ

昨日書いたシンポジウムの続きを。司会のスチュアートヘンリ先生に続き、講師は、萱野志朗さん(萱野茂二風谷アイヌ資料館館長)、出利葉浩司さん(北海道開拓記念館主任学芸員)、瀬川拓郎さん(旭川市博物科学館副館長)。以下は私個人のメモで、書き取れ…

全国博物館大会

旭川市大雪クリスタルホールにて、第52回全国博物館大会の初日。あまりにもインプットされた情報、考えさせられたことが多すぎて(いろんな人ともお話して)、何から(何を)書こうか、になる。先日の学会(自由研究発表の部屋で受けた刺激)同様、自分の中…

全国博物館長会議

6月10日、全国博物館長会議へ行った。久々の東京、会場が不便な場所で困った(会場内に自販機がなく、干からびた)。それはともかく、お目当ては、午後の部会の「新しい公益法人制度について」。報告者は紙の博物館副館長の樋口造道さん、横浜市文化芸術振興…

全国博物館会議(12)

ずいぶん、間が空きましたが、高山昌茂先生のご講演(ダイジェスト)の最終回を。【】内は、私が補足した部分。また聞き間違い(特に計算と数字の部分)の可能性が大有りなので、当然、文責は私(瀧端)にあります。あくまで、ご参考までにお読み下さい。 ガ…

全国博物館会議(11)

高山先生のご講演(ダイジェスト)の続きを。 よく問題になる遊休財産額という考え方を説明する。遊休財産額というのは、お金を貯めすぎてはいけないということ。これもまた厳しい話で、遊休財産額が厳しくなる理由がある。もし2階へ行った法人が認定を取り…

全国博物館大会(10)

高山先生のご講演(ダイジェスト)の続きを。 (認定法第5条第)8号の説明をしていく。公益目的事業比率が50%以上になることが見込まれるというのは、収支相償はクリアしたということを前提にして、費用だけを見る。どう見るかは、別表Gの公益目的事業会…

全国博物館大会(9)

高山先生のご講演(ダイジェスト)の続きを。 私が話さなければならないのは、ガイドラインの目次の5番目の(認定法第5条第)6号、いわゆる収支相償、8号の公益目的事業比率、9号の遊休財産、これが、我々公認会計士が関与して作り上げたところだ。 つ…

全国博物館大会(8)

高山先生のご講演(ダイジェスト)の続きを。【】及び()内は、当日配布資料と照合して、あとから私が補足した部分を含む。 この収支相償をやって、これだけ厳しい中で、博物館・美術館で展示品を買えるか? 申請書類【別表A(1)収支相償の計算(収益事業等…

全国博物館大会(7)

高山先生のご講演の続きを。 ここまでは決まっていたのだが、実は、ガイドラインの修正が入った。今の話がなぜ、重要か? 2階は聞こえもいい。名声もある。税金もかなり優遇される。ただし、取り消しがある。取り消しとは、飴とムチではないが、「あなたたち…

全国博物館大会(6)

高山先生のご講演の続きを。 参考資料1「公益認定の申請書類」の【別表A(1)収支相償の計算(収益事業等の利益額の50%を繰り入れる場合)】、これで収支相償を判定する。この表を埋めていく段階で、最終的に13番の「収入−費用」が赤字になれば、収支相償…

全国博物館大会(5)

高山先生のご講演ダイジェストの続きを。チェックポイントの部分は、前回6月のお話と重なるので、簡潔にまとめた。 特例民法法人事業の中から2階へ行く場合、公益目的事業をどう抽出するかが問題になる。自分たちのしている事業をきちんと把握していく。 公…

全国博物館大会(4)

11月21日の午前には、パネルディスカッション「新公益法人制度への移行と博物館」が開催された。講師は、6月の館長会議と同様、高山昌茂先生。最初に、司会の田村専務理事から、参加者を3分類に分ける質問があった。1.財団が設置者である私立博物館、2.…

全国博物館大会(3)

続いて佐々木秀彦さんの「問題提起 『日博協の望ましい姿』とは―創立80周年・新公益法人への移行を迎えて―」のダイジェストを。ちなみに、佐々木さんの資料(レジュメ)は刺激的で、レジュメに沿った詳しいご意見が伺えるものと期待していたが、時間の関係も…

全国博物館大会(2)

20日13:30から全国博物館会議が開催された。司会は嶋崎さん。以下、メモによる要旨。山西さんと、佐々木さんによって用意されたレジュメが興味深かった。(統一してさん付けにさせていただく。)()内は、私が想像で補った部分。 司会:全国博物館会議は維…

全国博物館大会(日博協)(1)

(メモ)来年度の大会は北海道旭川市で開催!(2009年10月1日・2日らしい) ・行政報告(by文科省栗原さん) 大学における学芸員養成の見直しについて 検討協力者会議のWGにて、現行8科目12単位を9科目19単位に増やす方向性がほぼ固まる。今年度末を目標に…

新しい公益法人制度について(6)

高山先生のお話の続きを。 会計基準の遊休財産については、テクニック的に難しいところがあるが、財産を持ちすぎたらいけないかというと、そんなことはない。ただ、諸刃の刃はある。すなわち、遊休財産は、認定が取り消されたときに、降りなさいと言われたと…

新しい公益法人制度について(5)

高山先生のお話の続きを。【】内は『公益認定等に関する運用について(公益認定等ガイドライン)』の該当箇所を示すために瀧端が補った部分。 次に、「収支相償」のための公益目的事業をクリアしたあと、「事業比率」という形を取ると、先ほどの内訳表の中で…

新しい公益法人制度について(4)

高山先生のご講演の続きを。なお、【】内や出典等は適宜、瀧端が補っている。 次に、「公益目的事業比率」の話をする前に、では公益目的事業とは何か?という話がある。公益法人認定法第2条4号に、こういう事業は公益目的事業ということで、22事業プラス包…

新しい公益法人制度について(3)

今日も館長会議の際の高山先生のご講演の続きを。私自身が会計制度をよく理解していないので、咀嚼して書くことができなくて申し訳ない。 「『公益法人会計基準』の運用指針」(平成20年4月11日、内閣府公益認定等委員会)19頁(正味財産増減計算書内訳表)…

新しい公益法人制度について(2)

今日(昨日か・・・)もいろんなことがあったが、まずは、昨日の続きで高山先生のご講演を。【冒頭、日経新聞の記事の項のリンクがおかしくなっていたのを直しました。ただし、もともと記事本文ではなく、私のダイジェストです:2008年7月6日記】 15月17日…

新しい公益法人制度について(1)

ようやく、書く時間を確保できた。定期試験の問題作成がほぼ終わり、動物病院に犬も連れていって、ほっと一息。まだまだあれもこれもあるが、忘れないうちに。 以下は、6月11日の館長会議で伺った、高山昌茂先生の「新しい公益法人制度について」の復習(ダ…

館長会議(新しい公益法人制度について)

生まれて初めて、霞ヶ関なるところへ行った。全国博物館長会議なるものに出たのも初めて。今まで行かずに損をした、というのが感想。来年度予算要求をして、旅費がもらえるようにしよう。 午前中は行政報告。目新しい情報としては、今日が、「社会教育法等の…