[美術館] ICOM上海大会最終日/上海美術館

 11月12日、ICOM上海大会の最終日。総会で会計報告、決議採択、次期会長選挙結果の発表等。次期会長はこちら→http://icom.museum/press-releases/press-release/article/hans-martin-hinz-is-elected-president-of-the-international-council-of-museums.html
 決議文を投票メンバーの意見表明を含め、電子投票で1個ずつ決めていくので、時間がかかる。現会長に花束が渡されたあと、現会長から次期会長にICOMの旗が渡される。次回開催地はブラジルのリオデジャネイロ

 午後からは、上海美術館へ行った。写真は、人民広場下の地下街。

 上海美術館では、第8回上海ビエンナーレを開催中で、大勢の若者で賑わっている。会場に足を踏み入れた途端、うわあ〜。NYのPS1のようなノリで大興奮。


 古風な建物の中に映像と、生活用具のレイアウト。新旧が小気味よく調和。

 Liu Xiaodongの作品2点。両サイドにメイキングが張り出されている。






 映像作品のメイキングも。



 ガラクタを集めた不思議な部屋。壁面には、なすび画廊風の小箱が並ぶ。


 一番、印象の深かった映像作品。床に座り込んで最後まで見てしまった。


 日本の2chへの憧れか?

 展示室は1〜3階で、4階には図書室とレクチャールームがあった。ちょうど講演が終わったところのようで、アーティストにサインを求める人たちが残っていた。

 何が衝撃だったと言って、1階のショップに、アーサー・ダントウの“After the End of Art”の中国語訳が平積みされていたこと。この本、まだ邦訳は出ていないはず。中国に、こんなところでも負けているではないか。が、横には、村上隆さんの『芸術起業論』中国語訳が並んでいた。

 人民広場。名前から、天安門広場のようなものを想像していたが、全然違って、花と緑いっぱいのおしゃれな公園だった。


 夜は、会場を替えてのICOMお別れカクテルパーティー。やはり人が多すぎて、今大会で知り合った諸々の人々を探し出すことはできず、たば塩の皆さんと楽しく過ごした。

 さようなら、上海の夜景!