引越し準備など

takibata2007-02-20

 今日は朝から引越し準備。といっても、午後には現場に出た卒業生がやってきて、いろいろ話し込む。授業では、実務的なことは何も教えなかったなと反省する。社会教育の法制度、歴史などは色々教えてきたが、「シンポジウムというものを見たことがない」と言われ、困ってしまった。どうやって人を集めるかとか(これは私も苦手だが)、プログラムの組み方とか、考えてみれば、私もそんなことは誰にも習ったことはない。でも、そういうことを教えたほうが(というか、学生たちに考えさせた方が)いいのかなと考え込んでしまった。積極性を養うことが、実は一番大変なのだが。
 夕方から、本格的に、ものを捨てる作業に取り掛かる。案内チラシや、DMのたぐい。あて先が文学部であろうが、社会学部であろうが、博物館・文化財関連の郵便物は、付属図書館宛てのもの以外は、たいがい、私の部屋に廻って来るのだ。もったいながりなので、なかなか捨てないのだが、賞味期限の過ぎたものは、捨てさせていただく。ポスターは古くても需要があるので、とっておいて、他の先生方にほしいのを選んでもらうことにしている。古書の目録や、出版社のDMも、最初は開けては捨て、開けては捨てしていたが、ダイレクトにゴミ箱へ。夜、9時を過ぎ、ふと、犬のことを思い出す。私が帰らないと散歩にいけない。掃除もやりだすと熱中して、帰りたくなくなるのだった。

(年報進捗状態:荷造りに励むN先生に、その場で朱を入れてもらい、1本完成。夜、メールとエクスパックで入稿) 写真はロンドン水族館、エイのプール(2006年8月4日撮影)