2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「今、問われる 文化施設の使命とは」(8)

だいぶ日が空いてしまったが、上記研究会の第二部の内容を。私が当日メモしたノートと記憶を元に復元を試みたものなので、書き逃している部分や間違いもあると思うが、お許しいただきたい。 第二部の司会は引き続き、原久子さん(アートプロデューサー・大阪…

旭山動物園

11月24日(土)、旭山動物園に行った。最初、東門から入る予定が、もう満車なのか、正門に回された。正門前も大変な車の列で渋滞。その横で下水道工事。お昼すぎだったが、人が多くて、皆口々に、動物じゃなくて、人を見に来たみたいだな・・・と(それでも…

網走刑務所の成人教育

11月23日の昼食後には、皆でぶらぶらと、網走刑務所に向かった。正門の両サイドに小さな展示スペースがあった。それも物珍しく眺めたが、もっと、気になるものを見つけた。正門の反対側、道を挟んで「刑務所作業製品展示場」という建物があり、製品が販売さ…

斜里町立知床博物館

11月22日、斜里町立知床博物館に行った。小1時間ほど、館内と屋外の飼育施設を自由見学したあと、皆で、中川元館長のお話を伺った。知る人ぞ知る、の博物館なのだろう。私は、恥ずかしながら、全く知らなかった。今回の旅行で最大の収穫。 北海道文化資源デ…

六本木クロッシング2007(森美術館)

完全に風邪。頭の中も朦朧。でも、六本木クロッシング2007がどんなに楽しかったかを。 まず、立石大河亞さんの富士山シリーズ。リバーシブルになったのとか、「ミクロ富士」に見入ってしまった。私自身の記憶があいまいになってしまっているが、東屋の中で富…

帰宅

先ほど、北海道から帰宅した。大町山岳博物館友の会の行事で、北海道に行っていた。22日早朝に羽田で大町の皆さんと合流するため、21日の夜に東京に出た。たまたま、森美術館で面白そうな展示(六本木クロッシング)をやっているのを知って、一人で見に行っ…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(7)

小林真理先生のお話の続きを。()は私があとからメモを見ながら、記憶と想像で補った部分。 指定管理者が取り消された事例としては、倒産、NPOが指定をとったけれども理事長が健康を害したなど。全体の傾向として、指定管理の期間は長くなっていく傾向にあ…

学会情報2つ

今日、「やくぺん先生うわの空」を見ていたら、学会情報2つが載っていた。一つは、日本アートマネジメント学会の第9回全国大会。この中に、「指定管理者制度は何を変えたのか」というセッションがある。もう一つは、日本文化政策学会第1回研究発表会とい…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(6)

小林真理先生のお話の続きを。 指定管理者制度は、指定の期間が狭められていることが問題だ。指定管理者は、自治体(がこれまで提供してきた)公共サービスを代行するが、代行できるかは、自治体は不安に思っている。民間、NPO(の側も)やれるかどうか分か…

『現代によみがえるダーウィン』

久しぶりに休み〜の気分で、他のことは忘れたふりをして、ハードカバーの本を読んだ。長谷川眞理子・三中信宏・矢原徹一『現代によみがえるダーウィン』(文一総合出版、1999)。たいへん刺激的で面白かった。これまで、断片的に読みかじっていた生物系の本…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(5)

小林真理先生のお話の続きを。 文化施設は営利的に成り立たない。博物館や美術館は、(公的支援なしには)基本的には存在しえない。文化ホールはいざとなれば、チケット代に上乗せ(することができる)。S席に5〜6万円(つければ)、それで成り立つ。行ける…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(4)

小林真理先生のお話の続きを。 幅広く文化施設(と言ったが)、どういう施設なのか。どんな公共サービスを提供する施設なのか。何を目指して(は)、設置条例に書いてあるが(大概が)、抽象的に、地域の文化振興のために、といったこと(しか書いていない)…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(3)

小林先生のお話の続きを。指定管理者制度の制度自体の紹介は、興味深く伺った部分のみ、メモに基づき復元させていただく。()は、私が想像で補った部分。 公の施設とは何なのか? 地方自治法第10条の2には、「住民は、その属する普通地方公共団体の役務の…

デザイン変更のお知らせ

あれっ、と驚かれた方も多いと思いますが、ブログのデザインを変更しました。昨日までのデザイン・色も気に入っていたのですが、サイドバーが右に表示されると、コメント欄が使いづらい欠点(書き込み窓の右側がサイドバーで隠されてしまう)がありました。 …

『「なぜか、仕事が速い人」の時間管理術』

最近、ハウツー本、自己啓発本ばかり読んでいる気がするが、これもその1冊。梅田さんの『ウェブ時代をゆく』を探していたときに、偶然、書店の本棚で見つけた(先週の火曜日)。その日は買わなかったが、タイトルが気になって、今日、買ってすぐに読んでし…

横須賀市のその後

1993年に横須賀芸術劇場を造り、2007年、横須賀美術館をオープンさせた横須賀市で、今度は、以前から話題に上っていた図書館新築計画が、表立ってきたようだ。今日、吉田雄人さんのHPで知った。 建物を新築しなくても、図書館サービスは充実できる!の雄人さ…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(2)

まず、小林真理先生(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)の講演から。私なりに理解した概要のダイジェストを(制度の説明等は簡略化させていただく)。なお、正確な記録ではないので、文責は私にある。当日のメモに基づき、()は想像で補足した部分。 …

「今、問われる 文化施設の使命とは」

今日は夕方、上記タイトルのシンポジウムを聞きに行った。ある方から案内をいただいて、内容に興味を持って出かけたのだが、実は会場で質問させていただくまで、どこが主催者なのか分からず、会の目的(落としどころ)もよく分からず、行けば分かるだろう位…

『いつまでもデブと思うなよ』

昨日は、人間ドックの結果を受けての再検査のために丸1日絶食。今日、午前中、病院へ。食べられないつらさから気をそらすために、岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書、2007)を読んだ。読み飛ばしてしまったところもあるが、非常に思い当た…

『ウェブ時代をゆく』

梅田望夫さんの『ウェブ時代をゆく―いかに働き、いかに学ぶか』(ちくま新書、2007)を読んだ。本日発売の本で、新田辺、北大路、烏丸と、移動の途中の本屋で探したが、置いていない。最後に行った四条のジュンク堂でやっと入手できた。 おもしろく読んだが…

『愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎』

大町からの帰路は、小宮正安『愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎』(集英社新書ヴィジュアル版、2007)を読んだ。これは三中さんのHP(10月20日、22日)で知ったもの。 博物館学系の本に慣れていると、違和感を覚える本。こちらの頭が、いかに近代的な価値観…

『躍動するフィールドワーク』

井上真編『躍動するフィールドワーク―研究と実践をつなぐ―』(世界思想社、2006)を読んだ。非常に面白い本で、これも小田中さんのブログでの紹介で知った。 井上ゼミ(東京大学大学院農学生命科学研究科)の門下生、関係者らが、「フィールドに沈潜する」「…

人間ドックなど

人間ドックが終わって、バリウムの詰まったおなかが重い。3人でドックを受けたが、私以外の2人は、胃カメラを選んだ。飲み込むときに気持ち悪いらしいが、あとは楽とのこと。バリウムと胃カメラと、どっちが楽かで、初対面3人で盛り上がる。 3人とも胃以…