2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

[日常]1年の終わりに

とうとう大晦日。鳴かず飛ばず、窓際ライフを満喫した1年だった。最大の挫折は、この年末年始に論文を書くのを諦めたこと。就職2年目から、毎年、この時期に論文を書いていたので、ものすごい挫折感がある。原因は、夏休みにスイスへ行ってしまったのと、…

[読書]『アキバをプロデュース』

往復の車中で読んだ本。今年最後の本がこの本かと思うと複雑な気持ちはするが・・・。 妹尾堅一郎『アキバをプロデュース 再開発プロジェクト5年間の軌跡』(アスキー新書、2007)。タイトルに惹かれて買った。「産学連携で失敗する自治体のパターン」とい…

[調査]トンネルの中から

久々に大阪に帰ってきた。京都駅のホームに降りると、どこかほっとする。家に帰ってくると、毎度のことながら、わあーー汚い。犬に吠えられて散歩。 この5日間、昼間は文献調査や聞き取り、夜は年賀状書きの日々が続いた。文献調査のほうは、いつ終わるとも…

『思春期ポストモダン』

斎藤環さんの『思春期ポストモダン』(幻冬舎新書、2007)を読んだ。これも薄くて軽い本で、おなじ“ひきこもり本”なら、昨日の下川さんの『日本を降りる若者たち』のほうが、断然フレッシュである。斎藤環さんの本ならと、少し期待して買ったのだが。プリン…

『日本を降りる若者たち』

下川裕治さんの『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書、2007)を読んだ。活字が大きくて、薄くて軽くて、電車の中で読むのにもってこいの本。 日本で短期集中的に働いて、お金をためてタイに渡り、カオサンというゲストハウス街やアパートでぶらぶら暮ら…

『ホールに音が刻まれるとき―第一生命ホールの履歴書』

やくぺん先生こと渡辺和さんの『ホールに音が刻まれるとき―第一生命ホールの履歴書』(ぎょうせい、2001)を読んだ。非常に面白かった。内容自体もさることながら、最初に「あとがき」を読んだときから、ず〜んと来るものがあった。 「あとがき」には、どん…

沖縄県立博物館・美術館問題

「美術館問題について大いに語る会」のHPに、2007年3月31日に開催された“アートNPOフォーラム 「美術館の意義と可能性+これでいいのか? 県立の美術館Part2」のテープ起こし原稿全文が掲載された。 今日、帰宅してから、全文を読んだ。懐かしさとともに、…

プログラム・オフィサーのお仕事

今日、「社会教育概論」の授業で、ゲスト講師をお招きした。講師は、NPO法人市民社会創造ファンドのプログラム・オフィサー、神山邦子さん。 NPO法人について、市民社会創造ファンドの事業内容、プログラム・オフィサーの仕事内容やその仕事を進める上で大切…

中教審(制度問題小委員会)配布資料から

博物館法改正問題のその後はどうなっているのかということで、遅ればせながら、中教審のHPを開いてみた。今のところ、公開されている最新の情報は、中央教育審議会生涯学習分科会制度問題小委員会(第7回:2007年11月22日開催)配布資料のようだ。 当然、博…

森井ユカさんの本

ひょんなことから、森井ユカさんの『ミュージアムショップ トリッパー』(青山出版社、2007)と、『ポストオフィスマニア』(講談社、2006)を購入した。どちらも、四角い形のかわいい本で、本の中もたいへんしゃれている。 『ミュージアムショップ トリッパ…

レコーディング・ダイエットのその後

人間ドッグで「肥満」と宣告されて、看護士さんに、1ヶ月に1キロずつやせなさいとアドバイスされたのが、11月1日。岡田斗司夫さんの『いつまでもデブと思うなよ』を読んだのが、11月8日。そして、レコーディング・ダイエットの成果は? というと、1ヶ月ち…

博物館法改正問題、文化政策学会編Part2

今日のタイトルの分類は、「情報」ではなく、「悲しみ」としようかと思った。少し以前から、曽田修司さんのブログを時々読んでいる。もちろん、全く面識のない方だ。今日、「博物館法をめぐるラウンドテーブル」というタイトルで記事をアップされているのに…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(最終回)

いよいよ、最後のQ&Aまでたどり着いた。私がおばかな質問を最初にしたので、思わぬ方向に質疑が進んだのかもしれないが、主催者側が本当に発したい問いの導火線に、もしなったのだとすれば、幸いである。パネリストの皆さんは、戸惑われたかもしれないが、…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(14)

この連載も、終わりが近づいてきた。続きを。 原 様々なレベル、立場(があり)、長崎の例は、普通は(指定管理者に指定されると)1年に1回、評価を受けるだけだが、(・・・以下、メモ追いつかず)。 この制度が抱える問題は、走り出してまだ4年(なので…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(13)

続きを。 原 芦屋市立美術博物館の窮状を。(具体のコレクションは、)世界的にも評価され、価値が高い。(館運営に)どこがイニシアチブを取っていくのか? これまでのお話を聞いて、小林先生からご意見を。小林 加藤さんが、(具体の作品の管理を)私一人…

「今、 問われる 文化施設の使命とは」(12)

今日も、また少しだけ、続きを。 原 木ノ下さんは、阪大のコミュニケーションデザイン・センター(で)、雑誌を使ったり、(・・・)関わったりされているが、まとめて言えること(・・・)模索中のことなど、近いところから(ご意見を)。木ノ下 KAVC【神戸…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(11)

さて、懲りずに、スローテンポに、続きを。大阪府立現代美術センターのことは全く予備知識がなかったので、間違えていたら、ごめんなさい。 川端 (大阪府立現代美術センターには)7,600点、作品がある。指定管理者(として)収蔵作品の管理運営をまかされて…

博物館法改正問題2題

まず1つは、先の日曜日に開催された日本文化政策学会のレポート。やくぺん先生が非常に詳しく、公開ラウンドテーブル「博物館法改正を考える」の速記を、ブログで公開してくれている。→http://blog.so-net.ne.jp/yakupen/ 密かに期待していたが、ここまです…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(10)

続きを。 原 加藤さんは『あいだ』の抜刷を配って下さったが、(芦屋市立美術博物館の問題は)実際に新聞にも大きく報道された経緯もある。状況について、詳しくお話いただきたい。 加藤 現状は困っている。まず、芦屋市自体のビジョンのなさ。どういうこと…

「今、問われる 文化施設の使命とは」(9)

続きを。 原 (神戸)アートビレッジセンターは他の場所とは違って、(・・・メモ追いつかず)。 次に、(大阪府立)現代美術センターの指定管理者であるクリーン・ブラザーズの川端さんから(お話を伺いたい)。川端 (会社の名前は)有限会社クリーン・ブ…