2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

雑誌記事3本

法改正問題を少し幅広く考えようと思って、雑誌記事を3本読んだ。いずれも、面白かった。 ・ 佐久間亜紀「なぜ、いま教員免許更新制なのか 教育ポピュリズムにさらされる教師たち」『世界』2007年2月号、121−130頁。 ・ 佐久間亜紀「誰のための『教職大学院…

校正完了

今日は1日がかりで、論文の校正。どこで踏ん切りをつけるかが難しい。おまけに著者校正は一回きりなのが辛いところだ。今回は印刷業者が、おかしなレイアウトで出してきた。図表を挿入した結果、大きな余白があちこちに出来ている。普通は、本文を詰めるだろ…

全博協大会にて

さて、ようやく21日午後の全博協大会の内容について書く順番になった。この日の朝、F先生から教えていただいた検討協力者会議の「新しい時代の博物館制度の在り方について」をPCに保存していったので、会場でこれを見ていると、T先生、N先生お二人がやって来…

山形で考えたこと

21日午後の全博協大会での博物館法改正ネタは、最後にまわして、先に、22日の見学研修会のことを書きたい。私は山形市郷土館・山形県立博物館・文翔館・風雅の国・山寺芭蕉記念館・山寺(立石寺)のコースを選んだ。基本的にはバスで団体移動した以外は、好…

山形美術館

21日午前中は、山形県立博物館教育資料館へ行ったあと、山形美術館へ行った。館内に入るとまず大きなエントランスホールがあり、両サイドは貸しギャラリーになっている様子。この日の展覧会は有料。常設コーナーへ行こうと奥へ進むが、行き止まりとトイレに…

協力者会議報告

F先生からのご連絡で、「これからの博物館の在り方に関する検討協力者会議(報告)」が出たことを知った。 文科省のページ ファイルはこちら→http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/014/toushin/07061901.pdf 先ほど、ざっと見た。いくら意見…

山形県立博物館教育資料館

朝から山形県立博物館教育資料館へ行く。開館時間前についてしまったが、早めに入れていただいた。感激の資料館で、こういう館を維持するために税金を払いたいと思った。 建物は、旧山形師範学校本館を解体復元したもの。 1教室分ずつ、各時代の教育をジオ…

長い一日の終わりに山形で

朝、8時伊丹発の便で仙台へ。空港から仙台駅まで電車でいけるようになり、時間がずいぶん短縮された。宮城県美術館にて、必要に迫られた雑誌のバックナンバーを見せていただいたり、書き直している原稿のアイデアを相談したり。公開制作中の、斉藤道有さん…

他分野の人が読んでも面白い論文

最近届いた『人文地理』59-2(2007)の巻頭論文(論説)、北川眞也「現代の地政学における例外空間としての収容所―イタリアの不法移民収容所へ「歓待」する生権力―」は、たいへん面白かった。封を開けて、パラパラめくったとき、写真が目に入って、思わず読…

学会発表の申し込み

夕方、犬の散歩をしていて、突然、学会発表の申し込みがまだだったことを思い出した。ずっと気にしていたのだが、ここ2〜3日パタパタと非日常的な時間を過ごして、すっかり忘れていた。 まず、景気づけに、ウルトラマンコスモス・エンディングテーマを久々…

『環境問題の現場から』

2日続けて、久々の飲み〜。往復の車中で、数日前から読みかけにしていた伊藤達也・淺野敏久編『環境問題の現場から 地理学的アプローチ』(古今書院、2003)を読み終わった。著者によってだいぶスタンスの違いがあるものの(違いがあるからいいのだが)、興…

『雷鳥が語りかけるもの』

今日は朝から、中村浩志『雷鳥が語りかけるもの』(山と渓谷社、2006)を読んだ。非常に面白く、読み出すと一気に読んでしまった。恩師羽田健三さんに見込まれ、助手として採用された義務から取り組んだライチョウ研究だが、日本と違い海外ではライチョウが…

『滝山コミューン一九七四』

小田中さんのブログで目にしてから、気になっていたら、10日の朝日の書評欄でも大きく取り上げられていて、注文した本、原武史『滝山コミューン一九七四』(講談社、2007)が昨日、届いた。眠くもならずに、一気に読んでしまった。 実物を読むまでは、なんと…

教員養成の世界

学芸員、社会教育主事、図書館司書、のお隣は、教員免許状であろう。単純に、年間何人養成されて、そのうちのどの程度、実際に教員になっているのだろうか。 「教員養成 免許状 採用数」で検索してみると、中教審初等中等教育分科会「教員養成部会 専門職大…

図書館の世界

学芸員、社会教育主事とくると、気になるのはお隣の図書館の世界である。私の勤務先には、司書養成課程はないので、同僚に今どうなっているの?と尋ねることができない。学生・院生時代に図書館(情報)学の授業を聞いておけばよかったのだが、これもお隣だ…

この頃思うこと

6月2日のブログに、“ショックなこと”に気づいたと書いた。今の状態で説明するのは難しいが、書かないのもそれはそれでバランスが悪いので、少し書いておきたい。 昨年の9月に、「横須賀美術館建設反対運動の主張と波及効果」という学会発表(口頭)をした。…

ラウンドテーブル報告

学会通信用に、先の日本社会教育学会六月集会ラウンドテーブル2のまとめを書いた。毎度のことながら、字数制限があるので、つめつめに短く書いている。 芦屋市立美術博物館の現在と市民利用施設の未来 報告者:藤本隆(NPO法人芦屋ミュージアム・マネジメン…

社会教育法改正の方向性

今日は、社会教育法改正のお話を。国立教育政策研究所の笹井宏益さんのレジュメと、ご報告を私がメモしたものから。主な改正のポイントは以下のような点になるらしい。 ・ 「学校・家庭・地域の連携」の条文の新設 法改正にあたっての、笹井さんが考える主要…

有資格者と就職

大阪に帰ってから、授業の準備や眠さにかまけて2日ほど書かないうちに、早くもブログを書く習慣をなくしてしまいそうになる。いや、学会に出かけてから、さらに、事態があまりにも深刻であることに、目覚めてしまったからかもしれない。 六月集会特別シンポ…

大阪へ帰還

無事、ラウンドテーブルが楽しく終了した。これはまた後日、書くことにして。今日の午前中は、「諸外国にみる自治体改革と成人教育」というプロジェクト研究を聴いた。北欧、アメリカ、韓国の動向で、特に韓国の話は春休みに行ったばかりなので興味深かった。…

宇都宮にて

日本社会教育学会六月集会で宇都宮に来ている。朝、出掛けに、ショックなことに気づいて、(これは、家のこととかではなくて、論文絡みの件です。)そんなときに限って、新幹線に乗らなくてはいけなくて、という状態のまま、夜になってしまった。調査をすれ…

横須賀市議会での質問

5月31日開催の横須賀市議会本会議の一般質問で、佐久間則夫議員が、オープン1ヶ月経った横須賀美術館の運営について鋭い質問をしている。発言通告書はこちら→http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/council/giji/sakuma070531.pdf 本会議の中継録画(佐久間…