2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

城つながり

「日本遺跡学会会報」第8号が少し前に届いていた。納富敏雄「佐賀城本丸歴史館−復元建物と博物館−」という記事を、高槻城がらみで読んだ。以下、部分引用。 幕末・維新期の本丸御殿の復元建物であるため、イベントや講演会等を行うホールなどがなく、展示空…

大掃除

連休明けの○○に備え、今日は1日中、大掃除。8年間ほど手付かずだった大型スチール本棚3本の中身を片付けた。すごいほこり。本も紙もだいぶ捨てたけど、まだ全然スペースが足りない。自分の年齢を考え、荷物の減量に取り組んでいる。 探し物ばかりしている…

「貧困は博物館へ」

床に溜まっていた新聞を片付け、気になっていた、グラミン銀行総裁ムハマド・ユヌスさん(2006年ノーベル平和賞受賞)へのインタビュー記事の連載(2007年4月16日〜4月20日、日経新聞夕刊)を切り抜いた。連載のタイトルは、「貧困は博物館へ」で、最初にこ…

『歴史学と博物館』第3号

『歴史学と博物館』第3号(歴史学と博物館のあり方を考える会)を読み終わった。力作揃いで読み応えがあった。目次は以下の通り。 歴史博物館の新段階 長谷川 伸 住民需要にこたえる博物館運営 山本 一博 博物館・資料館をめぐる最近の状況 田中淳一郎 管理…

ボランティア論

今日は、「ボランティア論」のスペシャルゲストで、じゅんさん、まなべさん、めぐちゃん、てっぺい君に来てもらった。高槻Jazz Streetの紹介と、ボランティアスタッフ募集を兼ねている。めぐちゃんは就職が内定した4回生、てっぺい君はこの春、卒業して秋か…

遠足対策

今週になってから、下の子に「金曜日、遠足やで」と言われた。なんで金曜日〜とか言っても始まらない(今週の金曜日はたまたま超ハード)ので、過去の様々な失敗に学び、事前に対策を立てることにした。 昨日の帰り、遠足グッズを購入。チーズinウィンナー、…

地総債の経過措置

何人かの方のお手を煩わせ、この1年ほどの疑問が解けた。地域総合整備事業債(地総債)の経過措置の問題。1年前に書いた「指定管理者制度の導入―公立ミュージアムのゆくえ」(『現代のエスプリ』466)に、「この地総債は、二〇〇一年六月の閣議決定(いわ…

研究計画のことなど

昨日届いた学会通信には、例年のことながら、早々と、秋の学会発表の申込書が同封されていた。それに、今年度の科研の交付申請書の学内の締めも明日、25日なのだった。まじめに、今年度の「実施計画」を考えなければならない。(科研はジェンダー枠で共同で申…

INAXライブミュージアム

見学実習の下見に、愛知県常滑市の INAXライブミュージアムを訪れた。なぜ、ここを候補にしたかと言うと、非常勤のTN先生のご提案による。TN先生は、他大学の学芸員課程(通信)も担当されていて、受講生の一人が、今度常滑にINAXのどろんこミュージアムがで…

日本社会教育学会六月集会のお知らせ

日本社会教育学会の六月集会が、6月2日(土)〜3日(日)、宇都宮大学峰キャンパスで開催されます。自主企画枠で、下記のラウンドテーブルを開催します(3日午後)。ご関心お持ちの皆様のご参加をお待ちしております。 芦屋市立美術博物館の現在と市民利用…

意見の下書き(4)

続きを。 第5章 博物館運営に関する諸問題について 1 指定管理者制度等について 地方独立行政法人について 直営や指定管理者制度に比べ、利用者(将来の利用者を含む)にとってどのようなメリット・デメリットがあるのかを検討の上、公表すべきである。市…

意見の下書き(2)

とりあえずは、中間まとめに沿って、書けるところから続きを書きたい。下書きなので、とにかく思いついたまま(言いたい放題)書くことにする。 第3章 博物館登録制度の在り方について 2 博物館登録制度改善の方向性(続き) ・「(2)基準の内容」について …

意見の下書き(3)

続きを。 第4章 学芸員制度の在り方について 2 学芸員制度の見直し(続き) (3)の2 「大学院における専門課程」の項においては、「博物館制度の実態に関する調査研究報告書」を引用して、「新任の学芸系職員に期待される資質・能力」として「資料に関する…

意見の下書き(1)

期日が押してきたので、そろそろ意見を下書きしていかないと間に合わないと、一夜漬け人間の私も思い始めた。以下、試作品。論文と同じく、簡単そうなところから。全体の整合性は、あとから考えよう。 第1章 博物館をめぐる昨今の動向 館数や入館者数などの…

高槻市議選

帰り道、駅前でバスを待っている間、市議選の若い新人候補の演説を聞くともなく聞いていた。声がかれてもう、ほとんど出ない中で、話し続けている。保育所の話、小学生を持つ母親の9割が働きたいと思っているのに、実際には4割しか働けていないとか、中学…

在学中のインターンシップ等も検討?

意見受付締め切りの23日から逆算して、法改正問題を考えようと、意見募集のHPを開けたら、4月12日付で、新しい関連ファイルが付け加えられているのを発見した。 「備考 4月12日より関連ファイル「学芸員資格見直し(案)のイメージ」を追加」と書かれてい…

火曜日の楽しみ

毎週火曜日はちょっとした小旅行。JRに乗って、近鉄に乗って、奈良交通のバスに乗って、また近鉄に乗って、京都市営地下鉄に乗って、最後は阪急で帰ってくる。この4月から全部、Jスルーカードで乗り降りできるようになった。途中、川を渡る。近鉄が跨ぐのは…

「博物館法改正に関わる要望について」(全博協)ほか

今日、全国大学博物館学講座協議会から「博物館法改正に関わる要望について」と署名用紙が届いた。加盟大学あてに送られてきたもので、要望書の提出先は文部科学大臣宛になる予定。署名用紙の内容は、以下の通り。 平成19年3月付「新しい時代の博物館制度の…

浜口哲一さんからのご意見

続いて、今日いただいた、平塚市博物館の浜口哲一さんのご意見を、ご本人の承諾を得て転載します。「中間報告を読んでみると、内容的な議論が不十分なままに、制度の検討が先行しているようで、いろいろ不安を感じました」とのことで、「できるだけ多くの声…

論文改定

今日は一日、横須賀論文の改稿をした。「取り下げます!」って言ってしまいたい誘惑にも駆られたが、簡単に直せるところから直していくうち、何とか改稿を終えた。むろん、査読者の指示に全面的に従えたわけではない。書いた中身に合わせ、論文の目的を少し…

横須賀のことなど

横須賀美術館オープンの日が近い。鈴木弘さん(観音崎自然博物館でボランティアをされているとのこと)のHPに、「観音崎へ海からアクセス」の記事が載っていた。海上ルートを、4月28日の開館日に合わせて、9月までテスト運行するらしい。乗船料は、三笠―猿…

近況報告

沖縄のことを書いていた間、私は何をしていたかというと・・・ ・狂犬病の予防接種。集団接種の日を忘れてしまい、動物病院まで出かけて行った。道々、白や紫の豆の花、満開の桜、普段通らない、ちょっと敷地の広い住宅街の花や木に見とれる。特に古い、少し荒…

沖縄フォーラム(15)

ディスカッションの続きを。 宮城 抵抗(という言葉を使われたが)、今回のフォーラムは、(僕が)中心になって企画した場で、抵抗というより、先に進んでいるようなビジョンがつくれないか、前に進むためにどうしていくのか。こうしようというスタンス、前…

沖縄フォーラム(16)

ディスカッションの続きを。 Q このシンポは、(今度出来る)美術館が博物館の附属施設(になってしまったこと)、民間委託にする、の2点だと聞いていた。民間委託はいいことではないか、チャンスだ。 立木 直営でまっとうに運営するのが、一番正しい道だが…

沖縄フォーラム(17)

いよいよ、実況中継(?)最終回。 安座間 10時5分前で、いつも後半になって盛り上がる。10時までを予定していた。遅くても10時半までにすべて後片付けを終えないといけないので、あと5分か10分で締めたい。 Q 行政のやり方に問題、確かに問題あると思う。…

沖縄フォーラム(14)

ディスカッションの続きを。 南嶌 指定管理者制度は、橋本政権下からの民間(開放の動きの一環で)、アメリカからの要求(を受け入れたもの)。美術館や博物館(が対象というより)、社会保険庁などの本丸を民営化することが(本旨だが)、美術館や博物館が…

沖縄フォーラム(12)

ディスカッションの続きを。このあたりも、メモが不十分で断片的で、正確でないことをお許しいただきたい。間違いは遠慮なくご指摘ください。訂正します。 喜久村 美術館問題で負けた。いっしょにやったけど、結果はこうなった。大きなフォーラムをやったけ…

沖縄フォーラム(13)

続きのメモを読んでいたら、先ほどの疑問は、「シュガーオフ」ではなく「シュガーヒル」だと分かった。激戦の地で、多くの方々が亡くなったところだと知った。 佐喜眞 建築が決定する。自分に何ができるか。地域の歴史や風土を考えること。大きいとか小さい…

沖縄フォーラム(10)

ディスカッションの続きを。時間も経過し、議論も熱を帯びてくる。 Q 画廊をやっている。沖縄は美術館の体験の歴史がない。スプリーさんが幼い頃からの体験を話されたが、近現代の美術(館)を一般の沖縄の人はぜんぜん分からないと思う。「現代美術館」(の…

沖縄フォーラム(11)

ディスカッションの続きを。 照屋 美術作品をつくっている。(今日のお話を聞いて)混乱している。(話を聞きながら)妹のことをずっと考えていた。帰って妹に話すのに、どう話していいか分からない。(今日、聞いているみなが)帰って家族の人たちに伝えら…