高槻市議選

 帰り道、駅前でバスを待っている間、市議選の若い新人候補の演説を聞くともなく聞いていた。声がかれてもう、ほとんど出ない中で、話し続けている。保育所の話、小学生を持つ母親の9割が働きたいと思っているのに、実際には4割しか働けていないとか、中学校にも給食をとか。最後の話は、私もそれはいいなと思う。もっとも、我が家の上2人は、中学校まで給食がある校区で育ったが、本人たちに言わせると、小学校の給食と献立が一緒で、おなかが空いたという話だった。
 昨日は、家で、例の「中間まとめ」も読み直したが、高槻市議選の広報も、全員分読んだ。1人あたりのスペースが小さいので、これではわからないよというのが全体の感想だが、たくさん書くと、それはそれで読まれにくくなるのだろう。驚いたのは、政党によっては、候補者が別人なのに、書いてある公約がみな一緒というケース。会派が決めたことだから、というのはこういうことかと思う。もっと目が点になったのは、以下のような公約であった。
「高槻に確たる博物館を 高槻城を城壁と共に広く復元。内部には、日本に冠たる博物館を創るべく、超長期プランを策定し、三十六万市民が世代を超えて一丸となり取り組むための一石を投じます」
 この現職は、「日本に冠たる博物館」を一体どんなものだと思っているのだろうか。
 中学校の給食は魅力的だけど、財政の今後を考えると、3年間我慢して弁当作るしかないかとすら思うのに、である。