横須賀市議会での質問

takibata2007-06-01

 5月31日開催の横須賀市議会本会議の一般質問で、佐久間則夫議員が、オープン1ヶ月経った横須賀美術館の運営について鋭い質問をしている。発言通告書はこちら→http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/council/giji/sakuma070531.pdf
本会議の中継録画(佐久間議員の質問と、市長答弁)はこちら→http://gikai02.kaigiroku.jp/dvl-yokosuka/2.html

 佐久間さんの質問のうち、
1. 谷内六郎館の、海が見える窓が壁で塞がれてしまったのはなぜか?
2. ワークショップ室に無機質な椅子が並んでいるのはなぜか?
の2点は、私も現地を見て驚いたが、特に2は、建設が完成した段階で見学させていただいた折から、この部屋では、“ワークショップやってます”というポーズしかとれないだろうと諦めていたのである。

 今回、市長答弁を聞いてますます不可解になったのは、谷内作品は水彩画で、紫外線で退色の恐れが強く、今回の展示は初期作品が多いため、特に退色の心配が強く、ご遺族とも協議の結果、窓を壁で塞ぐことにした、という話で、そんなことは、設計の段階で分かっていただろうに、という疑問である。市は、山本理顕さんと、ちゃんとお話したのだろうか? 谷内作品の展示と、海の見える窓、が作品保護の観点からはミスマッチだったというのは、笑えない話である。(窓自体は、素敵なのだ!)

 2は、あのスケルトンの建物で、空っぽのワークショップ室に、“無機質な”(佐久間さんの表現)椅子だけが、“まるで学校の教室のように”並べられているのは、とてもダサい光景だったのだ。庭からも、展示室からもそれが丸見えなのは、いただけない。
 諦めずに、きちんと突っ込む佐久間さんはエライ。
 写真は、横須賀美術館の「ワークショップ室」(これで一体何するつもりなの?)(2007年5月23日撮影)。