「今、問われる 文化施設の使命とは」(9)

 続きを。

原 (神戸)アートビレッジセンターは他の場所とは違って、(・・・メモ追いつかず)。
次に、(大阪府立)現代美術センターの指定管理者であるクリーン・ブラザーズの川端さんから(お話を伺いたい)。

川端 (会社の名前は)有限会社クリーン・ブラザーズ(という)。9年前に清掃をする代わりにアトリエ・ギャラリーを自由に使える(という)清掃プロジェクト(を立ち上げた)。若い学生に、(アトリエ・ギャラリーを)使用するのに、清掃の単位をやってくれたら、(という形で)スタートして、2〜3年経って、アート志望のスタッフたちと、作品を造る会社を立ち上げて、仕事そのものを作っていく(ことを始めた)。
 内容は、1.清掃、ビル管理・清掃、メンテナンス、改装工事。2.飲食業、店舗、自分たちで考えて内装して、自分らが働いて(ということを始めて)、スタッフも喜ぶ。事業としての楽しみがあり、5店舗くらいつくろう(と考えている)。3.アートを志していた(人たちの持つ)技術、美術品の輸送や展示、未熟でもイメージが持てる、絵画のどこを持ったらいいねん(といったことなど)。
 大阪府の指定管理者として、昨年4月、指定管理者が導入され、公募制になった(際)、NPOrecipと(有)クリーン・ブラザーズで共同事業体を組んで、(応募した)。(今日は)どこらへんのことを喋っていいのか、正直なところ分からない。今後どうしていったらいいのか、どのへんが悩んでいるのか、説明難しい。

川端さんのお話にはびっくりした。“若手アーティストとお掃除の組み合わせ”というのは、いかにも行政受けしそうだが、対価があること、いろんな可能性を探られているというところで興味を抱いた。アーティストがどうやって食べていくのか・・・という難問。
会がはねてから、川端さんと少し立ち話をさせていただいた。機会があれば、この共同事業体のことなど、もっと詳しく知ってみたいと思う。ちなみに、NPOrecipのHPを見たら、「文化の地産地消」という言葉が掲げられていた。私などは、およそ対極をいく人間なのだろう。長年大阪に住んで、大阪のおばちゃん丸出しなのだが、ローカルは大の苦手。