誤記訂正など

 朝から、原稿の校正。これ自体は、問題なく(新たな訂正箇所を発見しつつ)済んだが、その過程で、以前に公表した論文(横須賀美術館の)に、誤字があることを発見してしまった。私にとっては、その論文を書こうと思ったきっかけになった大事な方のお名前(浜野秀雄さん)。お会いせずじまいだったので、漢字の間違いに気づかなかった。思い込みとは怖いものだ。愕然とした。(誤)浜野秀男→(正)浜野秀雄(43頁、62頁)お詫びして訂正します。
 今日は、もう一つ、バカな誤記を発見して、お詫びを入れておいた。ネットで誤記をすると、すぐ検索で見つかるので、恥ずかしい。
 ぱらぱらと文献を読む。山田真一「『指定管理者制度』の盲点 第3の民営化に見るその混乱と迷走」『論座』2006年5月号、同「続・指定管理者制度 『公』としての文化芸術活動を成功させる条件とは」『論座』2006年6月号。特に、5月号の記事には驚くこと(葛飾区、栗東市鎌倉市の事例)が書いてあった。“文化芸術”と言っても、ホール関係者と博物館関係者の間の、ある種の(情報や事例への興味関心の)断絶を感じたのが今更ながら一番大きい。山田さんの記事の存在を知ったのは、やくぺん先生のサイトによる。
 もう一つ、楽しく読んだのは、三中信宏さんの『本』への連載、「生物の樹・科学の樹」。2007年7月号から2008年1月号までのバックナンバーが届いて通読した。3月号ではいよいよ、「魑魅魍魎」がお出ましになるらしい