原稿完成・帰宅

takibata2008-08-13

 先ほど、原稿を書き上げ、G先生あて送らせていただいた。ほっと一息。原稿のタイトルは「博物館法改正の経緯と残された課題」。もっとも、枚数が全く足らず、改正法批判や残された課題については、軽く触れただけ。あと倍は書かないと、書ききれないと思って、諦めた。
 行きの大糸線の車内で章立てを考え、帰路の新幹線の中で要旨を書いた。この間、日中9時〜5時までは、大町山岳博物館で行政文書を延々と読み、夕方、大町市総合情報センターでネットを開き、データをメモリースティックに落とし、夕食後眠くなるまでと、朝、目が覚めてから、延々と原稿を書き続けた。自分のブログには、携帯電話でアクセスできることに気づいたが、操作が面倒なのですぐに諦めた。
 途中、ノートPCのUSBポートがおかしくなったり、総合情報センターが土日は夕方5時に閉まるのを忘れていたり、家に帰ったら、行く直前に故障したプリンタが当然壊れたままだったり、めげそうになることが多々あったが、執念で書き上げた。
 
 大町は、日中の日差しはきついものの、温湿度が低く、風が涼しい。蚊が少ないので、宿の3階の部屋は、窓を開けっぱなし。クーラーなしで十分過ごせ、明け方は寒くて目が覚める。家事も、子どもの相手も、犬の世話もしなくていいので、ある意味、極楽だった。畳の上に、バーッと資料を広げて、寝ている間と食べている間、お風呂以外は、原稿を書き続けた。これが温泉だったら、もっといいのになあ・・・とか。
  
 山岳博物館の行政文書も、1995年度分まで、入力が終わった。協議会議事録は2006年度分まで読み終わった。1951年の館創設以来、延々と、お金がない、お金がないの嘆きが続く。動水協の活動の分厚さを知ったのも、今回の大きな収穫だった。
 作業をしている講堂の窓を開け放つと、吹き抜ける涼風とともに、竹とんぼぐらい大きなトンボや、蜂やハエや、アマガエルまで入ってくる。ふと、IPMという言葉が頭をよぎるが、展示室とは、扉2枚を隔てているので・・・
 親子づれやカップルが、附属園へ次々と坂道を登っていくのが見える。この夏、カモシカの赤ちゃんが誕生した。キツネのレンちゃんが、手前の小屋に引越し、夕方は、講堂からも時々、姿が見える。付属園のスタンプギャラリー。素朴なものだが、子どもたちはみな、このスタンプを押していく。
 写真は、大町山岳博物館付属園のホンドギツネのレンちゃん(2008年8月10日撮影)