グッピー脱腸事件
昨日はとんでもない一日で、朝、本水槽で、初代オス1匹の尾が溶けているのを発見した。たぶん、前にも2回、尻尾が溶けて、食塩水浴をした雄だ。気のせいか、他にも何匹か、動きが緩慢になった感じの若グッピーがいる。隔離しなくちゃ、いや、先に水換えか、CO2の添加量が多すぎたかと慌ててバタバタとして、水を抜き出して、あらびっくり! 外部フィルターからの排水パイプがヘドロで目詰まりして、ほとんど水が循環しない状態になっていたのだ。
新しい水を足し、CO2を止めて、外部フィルターを掃除したところ、・・・何とこんな日に、濾材を洗った水から、ヒモムシ君が新たに2匹発見されたのだ。ヒモムシ君をジャム壜に移し、パタパタとエーハイム2213を組み立て、それから、お腹がはち切れそうな初代メスを見るに見かねて、(前後関係が分からなくなっているが)、テトラバイタルを入れてやった(簿記の試験が済んでから入れようと思っていたのだが)。
ヒモムシ君を宅急便で送る準備をして、ふと、水槽を見ると・・・・初代メスのお尻から、薄いピンクで透明な袋(提灯のような感じ)が飛び出している・・・脱腸?!
慌てて、検索・・・・やっぱり脱腸みたいで、でも、お産をすれば直る可能性はあるようだ。何にしても、餌をやりすぎたのだろう。金曜は、午後から出かけたので、子どもに餌やりを頼んで出たのだが、一体、どれぐらい、餌をやったことやら・・・。
こんな方たちのサイトを見つけて、ああ、同じ、とひとまず安心した。
http://blog.ami.chu.jp/?eid=543389
http://blog.livedoor.jp/guppymama1969/archives/50529550.html
こういのは、女性の飼育者の方が、ああ、人間のお産と同じね、と思えるのだろう。
で、しかし、我が家の初代メス、なかなかお産も進まず、腸も引っ込まず。夕方、偶然立ち寄ってくれた釣りキチの娘婿に見て貰ったところ、「ああ、脱腸ですね。夕方餌抜いて、朝も80%にしたら」とのこと。絶食は私も考えていたところなので、ライトを消して、水槽全体を断食させた。〜〜
そして、今朝。稚魚うじゃうじゃ、の予想は外れて、それでも何匹かは生まれた様子。2月23日生まれの、誰が産んだか分からない(たぶん2代目メスのどれか)稚魚も少しいる。水槽3本の水換え。昼に向かうにつれ、初代メスの脱腸は引っ込み始める。
そして、簿記検定。
帰宅後、脱腸は直っている。見ていると、初代メスの真下に、今、生まれたばかりのような稚魚が。この仔は喰われずに逃げおおせたが、もう1匹の仔は、2代目メスの1匹に、あっという間に喰われた。下の写真の仔は、タイニムファの葉の上にうまく隠れて(?)、難を免れた。
結局、初代メスは、だらだらとお産を続けている模様。とにかく、無事でよかった。初代オス3匹を除いて、我が家の水槽のグッピー(60匹以上いる?)はみな、この初代メスの仔なのだ。一番大きくて、大喰らいのデブで多産で、まるで私の分身みたいなので、脱腸で命を落とすなんて、あってはならない。
さてさて、北大のK先生は、なんと今、スウェーデンに出張中なのだそうだ。かの地から、ヒモムシ君を生かしておくよう、学生さんに指示を出して下さった。無事、生きて届くだろうか?