謎のサイト

 横須賀から帰った翌日から、ぽつぽつと、今月末締め切りの原稿を書いている。短いのが8本で、今、5本目を書いている。本を大学に置いて来てしまって、不便。それでも、時間節約のため、何とか自宅を発掘したり、ネットで調べたりしてしのいでいる。科博の「たんけん館」オープンの年を調べようと思って、衝撃の事実を知った。何でも、このサイトhttp://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/1971/museum/index.htmlによると、もう「たんけん館」はなくなったとか。
 最近、東京に行かないし、行ってもとんぼ帰りだったりで、科博の事情など、何も知らなかった。このサイトの名前は、「さよなら博物館。」意味深と思うのは、考えすぎか。
 上野の科博には、けっこう好きな展示がある。隕石のファンタビューだ。あれ以上に手のこんだファンタビューは、今のところ見たことがない。あの隕石ファンタビューがなくなっていたらどうしよう・・・。今度、東京に行ったら、科博へ行こう。


(追加情報)2006.9.1.記
 千葉のHさんから、次のようなメールをいただいた。

                                                                                                  • -

 たんけん館がなくなった、というのは微妙です。
 新館の2階の科学実験フロアと1階の自然観察フロアは、たんけん館と呼ばれていたときのものです。地下1階の恐竜もそれに含まれると見て良いと思います。
 たんけん館と呼ばれていた建物は現在の新館の一部であり、いわば建物の名称が変わっただけのこと。残り(というか、追加)のフロアに大規模な工事が入って全面リニューアルとなったから、なくなったと勘違いされているのだと思います。
 今も「たんけん広場」の名称で残っています。http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/

                                                                                                  • -

 う〜ん、そうだったのか。詰めが甘かったと反省。でもHさんのおかげで、また新しい世界を垣間見れた。
 「さよなら博物館。」サイトのように、昔見たなつかしい展示、というのは、多くの人にあると思う。
 ちなみに、私の幼い頃の記憶に、大原美術館の作品がある。
 昨年、その小学生時代に一度だけ行った大原美術館へ行く機会があり、昔、印象が強烈だった作品を探した。一つは、フォンタナの作品で、すぐ見つかった(記憶とは色、形、大きさともに随分違っていたが)。もう一点は、どこにも見あたらないので、館の方に訊ねたところ、館にはなくて、近くのお店の置物らしい、ということが判明した。もっとも、同行者がいたので、そこまで捜しに行けなかったのだけど。ちなみに、それはビクターの犬を使った前衛作品(と、小学生の私には見えたのだが)。