図書館のことなど

 今日は、小林真理編著『指定管理者制度―文化的公共性を支えるのは誰か』(時事通信社、2006)を読み始めた。順不同で、半分くらい読み終えたところ。小林真理さんは、よく言えば多元的な価値観を尊重する、悪く言えば何でもあり、の本を編集されるのがお好きなのだろうか。前共著『指定管理者制度で何が変わるのか』(文化政策提言ネットワーク編、水曜社、2004)も同様の印象を受けた。収録されている各著者の気合の入れ方もばらばらなら、よって立つ立場もばらばら。「気合」はともかく、立場や主張に、もはや仰ぐべきお手本がないところが、指定管理者制度を取りまく現在の状況をよく表しているのだろう。
 この小林さん編著の『指定管理者制度―文化的公共性を支えるのは誰か』の巻末の参考資料には、「これからの図書館の在り方検討協力者会議」報告書概要(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/04/06040513.htm)が掲載されている。また藪の中に迷い込みそうだ。