１年経って

　今日が、このブログの１周年。こんなに長く続くとは、思っていなかった。ブログという形式が私にはあっていたのだろう。割り当てられたスケルトンの研究室同様、透け透けなのが、気にならないタイプなのだと思う。確か年末に読んだ、山本理顕設計工房の会話集に面白い表現がある。

西倉　ホームページで、家族が旅行するとそれを記事にしていって、それがダーッと続いているホームページがあったけど、誰が見るんだろう？　オレが見ている（笑）。
・・・その感覚があるんでしょうかね。自分の生活を外に出していくというのが、すでにホームページに出されているわけで。（山本理顕＋山本理顕設計工房『つくりながら考える／使いながらつくる』TOTO出版、2003年、119頁）

それで、見知らぬ他者の旅行記のようなものが、とても役に立つことがある。
昨日で今学期の授業はすべて終了。待ちに待った日なのに、今年は解放感を味わう間もなく、明日から定期試験に突入。これから半月ほどは、採点マシーンと化す日々。そろそろどこか遠くに出かけたくなってきた・・・

写真は、河回村で出会った“ミュージアムの小径”（2007年3月22日撮影）