ようやく活字に

 1年がかりだった横須賀論文が、ようやく活字になった。先ほど、学会誌と抜き刷りが届いた。
 「横須賀美術館建設反対運動の主張と波及効果―自治体財政と市民参加の観点から―」『博物館学雑誌』32−2(2007年4月30日発行)、31−62頁。
 まだ、全文を読む時間がないので、間違いがないか、少し不安。横須賀の皆さんに、少しでも早くお送りしたいと思う。
 この7月11日、「『民意』が市政に生かされる事を願う会」の解散式が行われたとのこと。論文にも、このブログにも、まだ言葉にできていないことが残っているが、時間はどんどん先に進んでいく。
 このような題材を選んだのは、ここ何年か、地元で行政と関わってきた経験の影響が大きいと思う。市の基本構想や基本計画等の審議に関わる中で、様々な疑問が生まれ、また勉強もさせていただいた。今日は、たまたま条例策定に向けた審議会で、帰路、考えてみれば、条例の条文の基本的な考え方を審議するというのは、初めての経験だと気づいた。
 今日、ちょっとした議論があり、審議会の役割って何なんだという話になったのだが、事務局サイドからは、「条例は議会で作るものだから、条例そのものを書いてしまったら、議会軽視と言われかねない」といった趣旨の説明があった。そのとき、ふと、横須賀市のことや、大阪市のことを思い浮かべた。
 今、関わっている審議会も、回数を重ねるごとに、だいぶ積極的な意見交換ができるようになってきたように思う。行政も変わりつつあるし、横須賀市議会を見る限り、市議会も変わってきているのではないだろうか。
 
 試験業務のほうは、今日やっと“大物”の採点を終えた。集計と転記はこれから。残るは最後の1科目のテストの採点と、30日締めのレポートの採点。あと一息。