脱出計画

 今月23日から、スイスへ行く予定。昨年の急なロンドン引率で未使用になったマイルを、今年に振り替えた。たまたま、清水健太郎さんのブログを当時読んでいて、「バーゼルの喜び」という文章があり、その中に、「博物館・美術館が30もあるのだ」とあって、きれいな写真も相俟って、次はスイスに行くぞ!と決めた。極めて単純。その段階では、マイルで取れるのはフランクフルト便しかなかったので、フランクフルト往復を取った。で、その後、ほぼ1年間放置。忙しくて考える暇もなかった。時々、30と言っても、東京や大阪だと、30館を越えているだろうな〜と考えてはいた。それはともかく。

 ネットを見ていると、日大の建築の佐藤慎也さんのブログにスイスのミュージアムがたくさん紹介されていることに気づいた。でも、もっと、ドイツ・カールスルーエのZKM(アートとメディアテクノロジーのためのセンター)に興味を持った。カールスルーエは、フランクフルトとバーゼルの間にあるから、ちょうどいい。

 それから、辻本さんの「スイス鉄道の旅」という頁を見つけて、はまってしまった。

 それから、カールスルーエの地理を探しているうちに、「LRT先進地のあら捜しを試みるが(後編:カールスルーエ)」という頁があるサイトを見つけた。トランジットモールについての辛口コメントが面白いし、ドイツには、1ユーロショップがあるんだ・・・とか。

確かに、商店街はやや庶民的で、日本中で急成長中のイオングループのショッピングセンターの専門店街なんかを平面状に配置したようなスタイルになっている。人出も日本の郊外のショッピングセンターのような雰囲気。

都市計画課の皆さんに見せてあげたいような現実的な記述だ。 
 バーゼルには、こんなのを見に来る人もいる。→バーゼル信号所。説明を読んでみると、Herzog & de Meuronの設計。聞いたことあると思ったら、今年テキストとして読んだ、ウォーカー・アート・センターのリニューアルを手がけた建築ユニット(バーゼル出身)だった。

 ということで、見所満載。土曜日に買って帰ったトーマスクックの時刻表片手に、徹夜で、ホテルの予約取り。おおむね取れて、あと3泊分が結果待ち。論文書きでは泣く泣く徹夜するのに、こういうのの徹夜は全く苦にならないとは。