ブルダーホルツ水道塔（８月25日）

　トラムの15番に乗って、終点のBurderholz下車。トラムは途中から、少し山道に入って、ちょっとした登山列車気分。知らない人のブログで見た通り、Aufdem Hummerlと書かれた小道を登っていく。水道塔のある小高い丘に。ぐるっと回ってみると、施錠された入り口がある。無人だが、お金を入れると、入り口の回転柵が回るらしい。自販機ふうの受付機を見て、どうしたものかと迷っているうち、他の（たぶんスイスの人たち）お客さんが来たので、えいやっと、小銭をかき集めて投入。回転柵が回って中に入る。塔の上からは、ぐるっと、バーゼルの街並みが眺められる。都市化した中心市街地と、昔ながらのオレンジの屋根の郊外住宅と。

　帰り道、どうも反対側に坂を下ったらしい。道が完全に分からなくなる。あてずっぽうに歩くうち、バス停でバスを待つ女性を発見。りんごをかじっている。トラムの路線図を見せて、道を尋ねると、バスでトラムの駅まで２駅とのこと。Spitzackerというバス停にちょうどすぐバスが来て、彼女と一緒にバスに乗る。Jakobsbergという駅で、トラムの16番に乗り換え。３駅で、Burderholzに戻る。バスに乗れてちょっと嬉しい。トラムは、Burderholzの駅で番号を15番に変えて、そのまま、街に向かうのだった。
　写真は、頭を悩ませた水道塔のコイン投入口（2007年8月25日撮影）