ミューレンに着く(8月26日)

takibata2007-09-15

スイスで書いた記録はパウル・クレー・センターで終わっている。目の前に現れ出した景色の素晴らしさに言葉が追いつかなり(固有名詞、特に山の名前を知らないことに原因があるが)、また、次の1日どうするか?や、目の前にあるものを楽しむことにシフトしたからだ。臨場感はなくなるが、少しずつ思い出して続きを書くことにする。

 ベルン発16:09のEC(国際特急ユーロシティ)で、インターラーケン・オストに17:03に到着。ベルンを出て間もなく、白いものを頂いた山が見え出し、やがてトゥーン湖の湖畔を電車は走る。湖の水の色が美しく、線路も、水際ひたひたくらいに走る場所が何箇所もある。湖面が上昇したら、すぐ線路は水に浸かってしまうんじゃないかと思うし、実際、私がスイスに行く直前、スイスは大雨の被害を受けて、一部鉄道が不通になっていたようだが、だから人工的にどうこうしようという発想はないようだ。

 インターラーケン・オストでBOB登山鉄道に乗り換えて(17:20)、ラウターブルネン着(17:40)、ここでBLM(ケーブルカー)に乗り換え、グルッチュアルプ駅からはBLM登山鉄道でミューレンへ(18:07着)。ケーブルカーは切り立った崖のような斜面を登る。登山鉄道になってからは、窓の外に次々と、これまでに見たことのない景色が続く。窓を開けて、わあーすごい!を連発しながら写真を撮った。見事な山々は、アイガー、メンヒ、ユングフラウなのだろう。え、あれって氷河?みたいな。

 ホテルに荷物を置いて、まだ明るい村内を歩き回って、晩御飯を食べる場所を物色。山をすぐ間近にした屋外テラスのある店が、気軽そうだったので、他のハイキング帰りのお客さんに混じって、夕食。グラスワインと、夏の一皿メニューみたいなのと、食後のコーヒーで、34.9スイスフラン(日本の居酒屋で使うのと同じくらいの金額)。夕日に照らされた山の斜面を眺めながらの食事は格別だった。

 写真は、翌日も同じ店で晩御飯を食べながら眺めた山(2007年8月27日撮影)