伊豆シャボテン公園

takibata2008-01-13

 朝、雨が上がると宿の窓から伊豆大島が大きく見える。北川の港の風情も趣がある。漁船が2艘。宿のマイクロバスで大川駅まで送ってもらい、伊豆高原駅へ。総合案内所でシャボテン公園と、伊豆ぐらんぱる公園の割引券を買う。ついでに、伊豆東海バス伊豆高原・城ケ崎バスフリーきっぷを買ったが、これは結果的に失敗だった(理由はあとから)。
 昨日の熱川バナナワニ園もだが、伊豆シャボテン公園も、入園者が前回行った時(2006年4月5日・6日)よりも多くて安心した。一目散に温室に行く。何回行っても、ほとんど変化がないので、子どもには退屈。せかされて見るのもいつもと同じ。新しく気づいた点と言えば、いくつかのサボテン・多肉植物の説明板に、携帯のQRコードが付いていたことくらい。通路のパネル展示くらい、もっと工夫してよ!と思うのだが。あと、園内、愛犬同伴可、となっていて、犬を連れた人たちが温室内にいるのに驚く。
 兄にねだって、初めて伊豆シャボテン公園に連れて来てもらったのが、小学生か中学生の頃。そのときから、基本的には温室の中の植え込みは変わっていないのではないかと思う。変わってしまっても寂しいのだが、もっと積極的に多肉の魅力をPRしたらいいのにと思う。あるいは、この植物園、もっと別の展開をすることはできなかったのかと思う。この話は長く深いが、外野であれこれ心配してどうなる話でもないのだろう。寒い時期ばかりに行くせいか、動物園部分はまた回らずじまい。動物園部分は実はまだ一度も足を踏み入れたことがない。嬉しかったのは、下の売店で、サボテンの卓上カレンダー(2008年版)を半額セールで買ったこと。365日分、全部、違うサボテン・多肉植物の写真(名前入り)がついている、かなりマニアックな代物。字も写真も小さいのが難点だが、こういうものを作ろうという気持ちが残っていることが嬉しい。
 リフトで向かいの大室山に登る。お鉢めぐりを楽しんだあと、バスを待つが、本数が少なく、フリー切符を買ったことを後悔した。タクシー移動でも、それほどの距離ではなさそう。大室山も、40年くらい前は、赤黒い溶岩ばかりの山だったと記憶している。記念に、溶岩を一つ拾って帰った記憶がある。今は、一面の芝山。
 伊豆ぐらんぱる公園は、10年以上前に来た時と、ほとんど変わっていない。ここは入園料だけで遊べるアスレチック等が充実している。年甲斐もなく、高いところに登る。下にいた親子連れの、「あのおばちゃんでも登っているから大丈夫だよ!」との声。・・・相変わらず、子どもには大好評で閉園の4時まで過ごす。伊豆高原行きのバスはなぜか5時54分発しかなく、タクシーで帰る。タクシーの運転手さんも、バスフリー切符は元が取れない人が多いですよ、と。それはともかく、大満足の1泊2日の旅だった。
 写真は、伊豆シャボテン公園の森林性シャボテン館(2008年1月13日撮影)。