バタバタと大阪脱出

 金曜日は3コマ応援監督。民法、商法、入門経済学。民法と商法の試験は特に実用的で、何かこういう科目だといいなあ、とうらやましくなる。試験開始前、女子学生が、「これ使っていい?」とひざ掛けを手に聞くので、「うんいいよ、持込全て許可って書いてあるでしょ」と言うと、「えっ?!あれって、そういう意味?」と言うので、2人して笑う。
 入門経済学のテキストは、イラスト入りの分かりやすそうな本で、ほぼ全員が教科書を持って来ている。思わず、「試験済んだら、その本、安く譲ってよ」と言いたくなるのを、じっと我慢。マクロ経済学ではあったが。
 試験が終わってから、民法・商法の先生に聞いたら、他大学も含めて、確か1,500人分くらいを採点されるとのこと。法学系の先生は、司法試験の慣習からなのか、大人数でも論述式にされるようで、見るからに大変そう。さすがに、締め切りに遅れても、同情されて督促されたことがないとおっしゃる。
 私のほうは、帰路、市役所に寄って、知事選の期日前投票
 さて今日の朝から、子どもたちを説得して(犬の散歩etc.)、泊まるところを確保して、試験の答案やらレポートやらを鞄に詰め込んで、家を飛び出した。
 買った乗車券は、連続1、2と分かれていて、1は、「高槻→京都市内(経由:東海・湖西・北陸・大糸・篠ノ井線・中央西・東海)」で、2は、「西大路→高槻(経由:東海道)」。
こんな切符を自販機で買うのは、とてつもなく手間がかかりそうだし、買えるのだろうか?
だぶる区間(京都―高槻)があると、1枚の切符にならないというのも、初めて知った。新快速が3分遅れ、というアナウンスが入って、京都での乗り継ぎが心配になってくる。窓口の駅員さん、「じゃあ、もう特急券は中で買って下さい」。
 ところが、京都駅では、サンダーバードが、“山科駅で人身事故が発生して・・・”9分遅れで発車。このところ、こんなに世をはかなむ人が多いのは、何か間違っているのではないかと思う。
 久々の湖西の風景に見とれる。湖西線ってこんなに琵琶湖沿いを走っていたっけ、とか。やがて一面の雪。窓に雪が強く当たり、凍りついていく。近江塩津あたりが一番、雪が多い感じだ。敦賀から先は、雪が少なくなるのが、意外。
 そして富山に着き、ガラガラと市電に乗り、ホテルのフロントで教えてもらった、「ほそかわ」(総曲輪)というお店に入った。アジの焼物が美味。