横須賀から、いろいろ

takibata2008-02-21

 思いがけず、1日早く、ネット環境のあるところに到達した。
 今日の朝、7:14信濃大町発、あずさ6号に乗って、10:04八王子着。途中、たぶん生まれて初めて、富士山を裏側から見た(富士山に裏表ってあるのか知らないが、関西人で甲府側から富士山を見たことがある人は少ないと思う。山梨県は、大阪からはとても行きづらい県の一つだ)。
 10:09八王子発、相模原ってこんな町なん、とか。10:59発、横浜着。ここから、きわどい乗り換えで、11:02発京急快特で、11:27横須賀中央着。駅下のおいしい“魚屋さんの回転寿司”に入る。ここは、おススメ。横須賀に行くと、いつもこの店に入る。5皿食べて、1,050円だった。ネタはとてもいい、行列のできるお寿司屋さんだ。で、馬堀海岸で降りる予定が、すっかり油断して、浦賀まで行ってしまった。
 浦賀から観音崎行きのバスに乗る。うらうらと明るい日差しで、鴨居の港が美しい。写真を撮り損ねた。5分ほど歩いて、横須賀美術館に。今日は、日博協の研究協議会(美術部門)なのだ。会場は、あのワークショップ室か、と思ったらあたりだった。
 山梨先生のお話が素晴らしかった。簡単なレジュメは作っておられたが、何も見ずに1時間、実に歯切れよくお話をされた。このお話は、元気があったら、また紹介したい(と、予定ばかりが増えていく感じだが)。美術館がコレクションを持つことの大切さをこんこんと語られた。その次は、原田先生の、いかにも原田先生らしいお話。
 そのあと、館内を見学して、(なんと作品が入った状態の収蔵庫の中まで見せてもらった。美術館では異例のことだろう)、懇親会。
 山梨先生に、コレクション購入予算の取り方を伺いに行く。それから、ぜひ、説得してもらいたい人がいるんですが・・・と言うと、“あなた、それは自分でやりなさいよ”と、上手に返されつつ、さりげなくいろいろヒントを下さったのだった。
 原田先生や、I先生とも、歓談。美術館にとってはありがたくないはずの論文(建設反対運動を取り上げた)を書いた、私のような人間をも、あたたかく迎えてくださるお二人に感謝。原田先生の講演のときのお話では、「立派な美術館作っちゃった、作っちゃったらもう、お金要らないよね」と行政には言われる、とのことで、どうもコレクション購入予算もついていないらしい。おいおい、横須賀市長よ! というか、こうなることが予測できたから、あの論文を書いたわけだが、予想以上に早い。
 さて、美術館割引(?)で、館の向かいの、観音崎京急ホテルに泊まっている。普段は高級リゾートホテルで手が出ないが、なんだかとても安くしてくれている。そうそう、懇親会は、美術館のレストランが会場だったが、おいしくて、サービスも非常によかった。これも、掛け値なし。
 もう一つ、日博協事務局長のNさんが、最初にチラッと、法改正の話をしてくれた。主な改訂点は、1.研修を任命権者だけではなく、文科省や県教委も行う、2.評価を行い、改善のための必要処置に努めること、が書き込まれる予定とのこと。メモが追いつかなかったので、不正確だ。正確な情報はいずれまた。

 写真は、横須賀美術館(ワークショップ室が細長いのが不満。奥行きがあれば、もっと、まるくとか、フレンドリーな椅子の並べ方ができると思うのだが・・・山本理顕さんは、この部屋で一体どんなワークショップをすると想定したんだろう・・・自分で聞けよ!と皆に言われるが。2008年2月21日撮影)。