木・金・土

 怒涛の木・金・土が終わって、しばし放心状態。
 夕方、動物病院へ行った。まだ、犬の目は治っていなかった。当分、目薬入れの日々が続く。
 金曜の3限はボランティア論。登録は結局366名。他の先生に、大教室を変わってもらうことになった。昨日は、今年も高槻Jazz Streetのじゅんさんと、あけさんに来ていただいた。パンフの残量から見て、250人ぐらいが出席していたようだ。
 授業が終わってから、一人の男の子が、じゅんさんに、“アメリカって行けるんですか?”とあれこれ話を聞きに来て(本気で行きたいみたい。こんな子が一人でも出たら、授業の甲斐がある・・・)、怪しくも笑えるハナシがチラ聞こえる。じゅんさんの話は、大勢にレクチャーしてもらうより、1対1で話すほうが、ズシンと効く。
 部屋に戻る途中、あけさんに、“ニジェールに行ってた青年海外協力隊の人に来て貰いたいと思ってたんだけど、HP見たら、なくなってて、どうも、またニジェールに行ってしまったみたい”と言っていたら、“じゃあ、カンボジアで地雷撤去している話、どうですか”という意外な展開。
 学生は、「ボランティア=ゴミ拾いと思ってた!」という話を前に書いたが、まあ、同じゴミなら、地雷!ということで、この話は実現しそうだ。

 
 今日はようやく、潮田健次郎さんの「私の履歴書」3月15日分を図書館でコピーした。そうそう、この話だったんだ。
 潮田さんの「“社長兼学生”ともいうべき日々」。マネジメント研究のセミナーの案内を取り寄せ、「自分がよく知らないテーマの演題には片端から印を付けて応募した」との部分を読んで、いいなあ、こういうことしてみたいな〜と思ったのが、切り抜きをしようと思ったきっかけの一つだったのだ。13、15、16回が私は一番面白かった。

セミナー通いは一年余り続いた。大きな収穫は「本を読めるようになった」ことだ。例えば労務の講義を二時間受けると、あとは一人で労務の本を読んでも理解できる。逆に基礎知識がないと本を読んでも理解できない。入り口を突破させることが教育というものなのだろう。

 自分が教員などという仕事をしていると、自分の苦手な分野のことを人から習いたい、という欲求が強くなる。