出張授業/学会発表プログラムなど

 花の女子高こと、金蘭会高等学校での出張授業が楽しく終わった。JR福島駅に近く、アクセスは抜群。余裕を持って着いたので、どうしようかと思っていたら、運よく、高校の前に喫茶店があった。しばし、一息ついていると、何と、隣の席の男性も、一緒に呼ばれた他大学の先生であった。
 金蘭会高校はとてもきれいな高校で、生徒さんたちも、ルーズソックスなど履かない、端正ないでたち。お掃除なども、びっくりするほど行き届いていた。今回は、10校ぐらいの大学から教員が呼ばれていて、あらかじめ生徒さんに希望をとって、クラスの割り振りをして下さっていた。
 私のクラスは、1・2年の合同で20人ほど。90分授業なので、途中で1回トイレ休憩を取り、休憩後には、生徒さんにワークシートを記入してもらった。「35歳のとき、あなたが使っている部屋はどんな部屋?」という設問。これがなかなか難問のようだった。見ていて面白かったのが、多くの子が、真っ先に、ドアや窓を描いたこと。あとは、ベッドとかTV、観葉植物とか。クマのような絵を描いている子がいたので、「ぬいぐるみ?」と聞くと、「犬やん!」。漢字で「犬」と書いている子もいた。「先生の部屋はどんなん?」と聞かれたので、ホワイトボードに、間取りを書いて、北東の隅に真っ先に「犬」と書いた。
 で、他に受けたのは、家計簿診断。「お洋服買うお金ないやん!」ということで、結論としては、「やっぱり働かなあかんな」と概ね女子高生たちは納得してくれたようだった。
 
 さて、大学へ戻って会議や会合。今日は割と早く済んで、帰宅すると、学会から速達が届いていた。学会発表の部屋割りだ。今年は、午前のトリ。図書館論のお一人を除いては、常連のFさん、Wさん、Nさん、と私で、私は臆面もなく悩んだ末に、去年のバージョンアップ(?)で申し込んだのだが、他の皆さんも、これまでの発展型らしい。少し前に、読書会で、某さんから、“毎年、ネズミにドングリ食べさせて学会発表してはる人がおるねん。ちゃんと、本になったやん”という話を聞いていたので、そういうのもありか、と。
 学内業務がまだまだ続くが、早く調査に出たいものだ。