ウソをついてはいけない

 午前、洗面所の蛇口の取替え。2時間ほどで、シャワー付のきれいな蛇口に替えてもらった。オール込みで24,097円。やっとこれで水漏れのない生活。次に危ないのは、台所か。
 午後、非常勤先の試験監督。試験が終わってから、廊下で、体育会系男子10名ほどに、取り囲まれる。「先生、ぜんぜん、駄目だったんですけど・・・。」「そんなこと今頃言われても」「じゃあ、もっと早かったら、何とかなったんですか?」「いや、あかん」「先生、鞄持ちましょう」「駄目ダメ」「何でもします」「じゃあ、ウチ来て、家事やってくれる?」「はい、何でもします」「ははは・・・」「先生、Aさんと、Bさんと、Cさんは4回生で、もう、就職決まってるんです」「内定取れたん?」「はい」「う〜ん、かわいそうやな」
 で、ちょっと、同情しながら帰ったのだった。それにしても、壁際でデカイ子たちにぐるっと取り囲まれるのは、客観的に見ると、ちょっと怖そうなシチュエーション。
 バス停で、ふと、採点簿を取り出して見ると、A君もB君もC君も、2006年度生ではないか。4回生には、全く別の女子学生の名前しかなかった。素直そうな顔をして、悪い子たちだ。もうちょっとで騙されるところだった。かくして、教員は性格が悪くなっていくのだ、とか。
 夜、追い立てられてシラバス作成。わーい、終わったと思って、マニュアルを捨てようと思ったら、「14回目」まで入れて下さい、と書いてあって、もう一度、いじり直す。捨てる前に初めてマニュアルを読んではいけないんだなあ。