2月が31日まであったら・・・

 どんなに幸せだろう。と毎年、この時期には思う。今年は簿記にうつつを抜かした分、本業のほうで切迫した日々を送っている。通勤時間を惜しみ、在宅の日々。それでも、次々、宅急便やエクスパックで、校正原稿やら何やらが届く。気の早いところでは、来年度の時間割とか出講契約書とか。PCの画面に向き合い、メールや電話だけで仕事をしていると、段々と殺伐とした気持ちになってくる。
 そんな中、昨日、いくつかの用事が重なり、久々に出勤した。予備校時代の講師仲間が、私の今の職場に、エクステンション講座の講師として来るという。一緒にお昼でも、ということで、普段一人では行かない(出不精なので、移動時間を惜しんでいる)学食に行って、380円の「120周年記念ランチ」というのを、2人で食べた。これが、380円とは思えないほど、美味。
 さて、彼女と話したことの内容は、ご多分に洩れず暗い話が大半。詳しくは書けないけど、買収合併やら、閉校の話やら、その嵐の中で命を落としていった方々のことなど。
 ただ、そんな話をしながらも、心なごんだのは、今、直接利害関係のない人と心置きなく語れる、ああ、人と話すのっていいなあ・・・と、引きこもり同然の生活から、しばし外の空気を吸った嬉しさというか。
 彼女とは、国語科の同僚だったけど、その後、彼女は日本語教師の資格を取り、60歳になったら、インドへ行って日本語を教えるのだという。で、なんだかんだ言いながら、そのための準備を着々と進めているのだ。何で、インドなの? もっと歳取ったら、日本に帰ってくるの? それとも永住するの? 「そんなこと、考えてへんわ」
 たくさん、たくさん聞きたいことがあったけど、翌日(つまり今日も)2大学、渡りで授業だという彼女を引き止めるわけにもいかず・・・