いとことの別れ

 上野さんの本を読んだのは、何かの知らせだったのだろうか。昨晩、電話があり、いとこが亡くなったという。66歳、あまりにも若すぎる。
 病気になっていたことも全く知らず、いとこがすでに66歳になっていたということも、驚き。仕事もまだ現役で、思いっきり古めかしい言い方をすれば、本家の長男でもあり、親族一同が頼りにしきっていた人だった。
 子どもの頃、ずいぶん遊んでもらい、その後もお世話になりっぱなしだった。
 おじさん、おばさんに当たる人たちも、随分高齢になり、車椅子に乗った90代のおばが、大きな声で何度も泣いていた。
 明日、飛行機に乗っていたはずの時間帯が、告別式になるとは。