お別れと旅立ち

 きのうも、今日も、とてもよいお別れの日になった。もともと、お葬式の派手な家系で、そのことが苦になっていたのだが、故人の意思か、ごく親しい人たちだけで、家族以外は、お焼香の順番もなく、肩書きなども一切触れず、みなでお花を埋めた。
 それでも、家に帰ると、どっと疲れが出て、ぼんやり新聞を見ていると、今日の日経夕刊、荒木次也さんの「こころのサプリメント」に、面白いことが書いてあった。表題は、「息子が就職を不安がる」というのだが、中身は、親の生き方の迷い相談だった。
 夫Bさん(52)へのアドバイスの中身。

 1.やりたかったがまだしていないことを2日に1回ノートに書く。
 2.これからの30年をどう生きるかA子さんと毎日一回話す。(以下略)

 ノートに書く前にやったらいいのにね、と息子と私の意見が一致。2番は、息子に言わせると、“奥さんに黙ってやると、いろいろ問題があるんでしょ”だとか。
 そんなわけで、明日からささやかな湯治に出掛ける。