(ウィーン)自然史博物館爬虫類・魚類ほか編(苦手な方は後半は見ないで下さい。ただし写真の前に館の説明あり)

  続きを。写真ばかり貼っているのも芸がないので、館で買った英文小冊子(The Natural History Museum of Vienna where Science Meets Art,2003)巻末の記載から館の概要ダイジェストを。

 博物館本来の目的に従って、60名以上の科学者が動物、植物、地質学、先史時代の体系的な研究に打ち込んでいる。11の科学的部門で、本館のスタッフは、18世紀に始まる貴重で包括的なコレクションを調査し、拡大させている。・・・・
 来館者がこの博物館に足を踏み入れたとき、「舞台裏」で何が行われているかを想像することはほとんどできないだろう。展示室に展示されているコレクションは、ある程度まで、「氷山の一角」にすぎない。地下25メートルに及ぶ、4階の、空調の効いた深い収蔵エリアには、様々な種類の実物資料のアーカイブがある。
 本館を訪れるときはいつでも、自然史博物館は、オーストリア最高の文化財の一つであることを忘れないで下さい!

 最後に館の組織名が羅列されている。鉱物学部門、地質−古生物学部門、植物学部門、動物学部門(3つ)、人類学部門、先史部門、カルストと洞窟部門、生態学部門、アーカイブ科学史部門、図書部門、展示と教育部門、広報とマーケティング部門、管理部門。

 ではさて、ワニ様の剥製から。








 シーラカンス





 昆虫や甲殻類は、他の展示部門に比べると、少ない。
 このコーナーを出たあと、学習コーナーの中にカーテンで仕切られた暗いスペースがあり、覗いてみると、椅子を並べて何か映像の解説をしている。助手風の人が顕微鏡でガラス器に入れたナメクジのようなものを拡大し、その画像を前方スクリーンに映し出し、研究者風の人が解説をしている。ドイツ語だからさっぱりだが、写っているのは黄色い軟体動物。その一部をず〜っと、子どもたちとの質疑を交えながら説明している。真っ暗だから、もちろん写真は撮れない。内容的には地味だと思うが、親子連れなど、10人前後が熱心に話を聞いている。英語版ガイドブックには、ミクロシアターとある。顕微鏡を通じ、シネマスクリーンにライブ、と書いてある。確かにライブでございます。ナメクジですが。