ケルン大聖堂

 東欧旅行、後半は全部書けたのだが、前半がまだ残っている。学会発表が近づいて来たので、あせってはいるが、旅行記も今止めてしまったら、去年の二の舞になってしまう。とにかく、書ける範囲で、ぽつぽつとアップしていく予定。
  * * * * *
 2009年8月11日(火)、フランクフルト発8:16、ICE818、9:40ケルン着。乗り継ぎの1時間を利用して、駅に隣接するケルン大聖堂を見に行く。駅構内のコインロッカーを探すより、リュックをしょって行ったほうが早い(この時は、まだリュックの中身が軽かった・・・)。外観は暗い灰色で冴えないのだが、中は見事。天井の高さに圧倒される。現在残るケルン大聖堂は、1248年着工、1880年完成のゴシック様式。それ以前にも、同じ場所に聖堂が立っていたことが、地下の発掘調査の結果、分かっているという。
 中央駅側の入り口のティンパナム(三角小間)。

左側上部に内陣のパイプオルガン。ケルン大聖堂内に少なくとも3つ、パイプオルガンがあるようだ。つい、草野厚さんの『癒しの楽器 パイプオルガンと政治』を思い出してしまった。日本の公共ホールのパイプオルガンは、今、どうなっているのだろうか。

 中央祭壇。1310年の作。

 南側側廊のバイエルン・ステンドグラス。1848年にはめ込まれたもの。

 クララ祭壇(1350/60年頃)、現存する最古の秘蹟祭壇。1811年に聖クララ女子修道院から大聖堂に移されたもの。

内陣には、7つの礼拝室があり、それぞれにステンドグラスがはめ込まれている。

 三賢王の聖櫃。1190−1225年のもの。

 聖母マリア礼拝室にある市守護者の祭壇。1442年頃の作品で、元市庁舎内礼拝堂から移されたもの。

この祭壇画はとても美しく、教会の外のショップで、グリーティングカードを買って帰った。なお、ここに書いた事実関係は、主としてケルン大聖堂で買った「ようこそ ケルン大聖堂へ」という日本語版小ガイド(A4版3つ折)による。