干潟合宿

 19日夜から、大阪市立自然史博物館友の会の干潟合宿に参加。徳島YHに宿泊して、勝浦川河口干潟と、YH北側の北浜海岸へ行った。
 20日の勝浦川河口。


 ヨシ原の縁の泥の中を歩いて行くと、カサカサッと蟹が一斉に泥干潟からヨシ原に逃げ込んでいく。大きい蟹がたくさん通るのだけど、すばやくて、あまり大きな蟹の写真が撮れなかった。写真に気を取られていると、泥に足を取られて、抜け出せなくなるので。


 ヘナタリの仲間。歩いた跡に筋がきれいに残る。

一面のへナタリ。

 塩性湿地にフクドとハマサジの群落。どちらも徳島県内では絶滅が危惧されているそうだ。満潮時には水に浸かるのだそうだ。


 21日は、宿舎の前の大神子海岸と、北浜海岸の観察。砂がごそっと崩れた場所があって、海浜植物の根がいかに深いかが分かる、と評議員のTさん。植物の名前は聞き漏らした。


 北浜海岸をぐるっと回った澪筋にできた小さな干潟。

 徹夜明けだったので、とにかく寝ることを最優先。2段ベッドでなく布団を敷けるスペースをもらえたので、実に幸福。誰にも妨げられることなく、爆睡。同室のHさんに、「寝言言ってはりましたよ!」と言われ、「えっ、何言ってました?」と聞くと、「仕事のことかなあ、何か真面目なこと」。収支相償とか公益目的事業比率とか言っていたのだろうか。
 YHも昔と随分様子が変わって、掃除をしなくていいのに驚いた。2日目の夜は、バーベキューで、とても楽しくおいしく頂いた。I先生のゆずの差し入れが鶏肉に非常にマッチ。肉をずっと焼き続けてくれたお二人にも感謝。結局2日目も早々と寝てしまった。
 東京でも徳島でも、右手はほとんど痛くなかった。真偽のほどは定かではないが、心理の某先生が、海外旅行中はアドレナリンが出ているから痛みを感じないのよ、と言われていたが、旅先では痛みを感じないのは、そういう理由なのだろうか。

 帰りのバスの中。皆さんが色々人間観察をされているので、少し怖くなった。生き物が好きだから・・・とか。見る側から、恐らく見られている側に変わっているのだろうなあ・・・