動画とツイッターと

 4月30日、博物館学1(概論)の授業で、事業仕分け博物館編ダウンロード版を学生さんたちに見てもらう。教室のPCでは案の上、内閣府行政刷新会議のページにリンクされているDMM.comサイトはブロックされた。お色気サイトなんだそうな。日本政府も、随分変わったものである。でも、なぜか、私のブログに貼り付けていたDMM.comのサイトには飛べるので、何のためにブロックしているのか謎である。
 学生さんたちには、紙を2枚渡して、1枚はメモ用、1枚は清書用にしてもらう。前半40分ほどを視聴してもらい、聞き取り&理解・要約の訓練。感想も書いて貰った。以下、少し部分紹介。

・評価者の方々の姿勢は、少なくともアンチで、こういう姿勢は必要なのでしょうが、とても嫌な感じがした。

・難しかった。何を言っているのかわからない所も多かったが、とにかくお金が足りていないというのは分かった。現在、日本の美術館はいい方向に向かっているから、これからも頑張ってね、・・・という感じなのかな? 質問者の聞き方が悪いなと何度か思った。

事業仕分けを見て、時間がないので、同じ事を何度も言っているのが、もったいないと思いました。それに質問と回答が合っていないので、不思議でした。

運営費交付金だけでは目玉となる美術品の購入ができないのに、六本木に350億円も使って博物館をつくっている。その金を美術品の購入にあてたらいいと思った。

・国として、文化財・美術品を大切にし、文化の発展を望んでいるようだが、具体的な仕組みや制度は、他国に比べると劣っているのだなあと思った。私は今まであまり行ったことがないが、購入資金の充実も含め、改善してほしいと思った。

・途中で、美術品の保険料を日本は1億だとか3億だとか、払わなければいけないとありましたが、あれはなんなんですかね? 

 1回生が中心で、まだ4回目の授業(ちょうど、国立館・独立行政法人の説明を簡単にしたところだったのでグッドタイミング)だが、内容は、こちらが思ったよりよく聞き取れていた。

 さて、GWに突入して、みなかさんの日録を読んでいたら、面白い動画を発見。

 がんばる独法の一般公開の様子なのだが、Ustreamの中継録画らしい。きれいなお宝本がいっぱい。で、こういう感じで、授業なんかを動画にしてしまうと、面白いかも。もちろん魅力的なネタがないと、ダメなんだけど。博物館の教育普及事業も、こんなふうに動画にアップすると面白いのでは。
 それで、授業で使うツイッターなんて話を読んでしまうと、ちょっと、やってみようかな、と。
 おまけに、齋さんのブログに、

最近、ツイッターとかいう短いブログへの参加を誘われた。僕はしない。大切な事を一言で言えと迫り,結局短い文でつぶやきをやり取りした結果この世界だ、の想いが強くある。大切な事は短くは言えないし、そうしてしまうと正しく伝わらない。一方,短く呟いてしまう内容をきちんと考えてみてそのつぶやきの裏側まで文章化する努力。そうする事によってのみ見えてくる世界は多い。

とあるのを読むと、逆にへそ曲がりの私は、「ツイッターやらない」の自説(中毒になりそうだから)を曲げた。
 というか、今まで、楽しみに読んでいたブログの書き手の皆さんが、ツイッターにシフトしていくので、それ、読んでみたいなあ、という。
 で、お作法はまだよく分からないのだけど、書くのが簡単なので便利。未知の領域なので、今は探検の気分。
 さっそく、「アクア・トトぎふ」のツイッターをフォローしてみた。しばらくして先方からもフォローが来てびっくり! こういうので、マーケティングしているのかな?
 私としては、「アクア・トトぎふ」をフォローしている人の中から、お魚好きさんをちょっと探してみたり・・・。新しいゆる〜い、博物館つながりの形成か??