「指定管理者制度と情報公開」ラウンドテーブルのお知らせ

 来る9月20日(月)、日本社会教育学会第57回研究大会において、ラウンドテーブル「指定管理者制度と情報公開」を開催します。会場は神戸大学、学会通信に掲載の案内文を以下に転載します。自治体職員の皆様はじめ、この問題に関心をお持ちの多くの皆様のご参加をお待ちしております。どなたでも参加できます。
 ゲスト報告者の田中孝男先生(九州大学大学院 法学研究院)は行政法学・自治体法務がご専門です。田中先生ののHPはこちら→http://www1.ocn.ne.jp/~houmu-tt/tanaka/tanakatopleft.html

指定管理者制度と情報公開
コーディネーター:瀧端真理子(追手門学院大学
報告者:瀧端真理子(追手門学院大学)、
    田中孝男(九州大学) 
 
 指定管理者の選定が二巡目に入る施設が増加する中、指定管理者の選定方法や選定プロセスの透明化、当期指定管理者に対する評価結果を次期選定にいかに反映するか等考えるべき課題は多い。指定管理者の選定・評価に対しては、設置者からの積極的情報公開が望まれよう。本ラウンドテーブルでは、まず瀧端が、神戸市立須磨海浜水族園の指定管理者交代の経緯を調査する過程で、指定管理者応募書類の情報公開請求を行ったが、これに対して非公開決定通知を受けたため、神戸市長に対し「行政不服審査法に基づく異議申立て」を行った経緯を報告する。そこで、田中氏から、指定管理者制度に関する情報公開の課題を、企業の営業秘密の保持といった自治体当局側の理屈や、行政法学・自治体法務の観点からの法解釈論を紹介するとともに、望まれる立法政策、条例論のあり方を解説していただき、この問題に対する理解を深めることを目的としたい。
 

 日時:2010年9月20日(月)13:30〜16:00
 会場:神戸大学発達科学部
 アクセス:神戸大学HP  http://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/rokko-map.pdf

 参加費:9月18日〜20日の学会大会全体を通して2,500円(学部生1,000円、会員の大学院生は、身分証提示の場合のみ1,500円)

  学会HP:http://shakyogakkai.org/taikai/taikai10-2.html

 (注)応募書類の情報公開請求に対し、現指定管理者分は部分公開、旧指定管理者分については非公開決定通知を受けたため、異議申立てを行いました。9月16日に、神戸市情報公開審査会に、意見陳述に行く予定です。なお、指定管理者候補者選定委員会の記録一式は、情報公開請求の結果、部分公開されました。