アートNPOフォーラム「美術館の意義と可能性+ これでいいのか?県立の美術館 part2」

 韓国行きですっかり遅くなってしまいましたが、気になる沖縄情報を転載します。

文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業
アートNPOフォーラム
美術館の意義と可能性+ これでいいのか?県立の美術館 part2

日 時 : 2007年3月31日(土) PM5:00開場
午後5時半開演→午後9時半終了(予定)
場 所 : 教育福祉会館 3F大ホール(興南高となり) ℡ 885-9621
主 催 : 那覇市「文化芸術による創造のまち」実行委員会
共 催 : NPO法人前島アートセンター、 「美術館問題について大いに語る会」実行委員会

今秋11月開館予定の「沖縄県立博物館・美術館」をめぐりさまざまな問題が指摘されています。そのなかでも「指定管理者制度」の導入に伴う管理運営をめぐる問題は、現在沖縄県のみならず全国の公立博物館や美術館で、その導入に伴う「運営のひずみ」が多く指摘されています。
『アートNPOフォーラム 美術館の意義と可能性』では、昨年10月の『第1回これでいいのか?県立の美術館シンポジウム2006』(主催:「美術館問題について大いに語る会」実行委員会)での問題提起もふまえつつ、文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業の一環として、より多角的な視点から、あらためて沖縄の「美術館問題」について考えていく機会にしたいと思っています。
今回は、独自の観点からユニークな活動をしているキュレーターや美術館関係者を招き、具体的な事例をあげながら、より発展的な美術館活動を行うために、どのようなビジョンを構築することができるのかを議論します。つきましては、多くの県民のご参加をお呼びかけします。

■プログラム 
1.県立美術館について経過報告・・・・小林 純子(沖縄県立芸術大学助教授)
2.パネルディスカッション「美術館の意義と可能性」
[パネリスト]
南嶌 宏 (熊本市現代美術館館長)
美術館の基本理念として、たんに知識や教養として美術を展開していく美術館にとどまらず、そこにたたずむだけで、今を生きる勇気が心に満ち溢れるような、温かな人間回復の「ホーム」(人間の家)としての美術館つくりを提唱。質の高い活動で市民の共感を得、「指定管理者制度の公募から美術館を外した」自治体主導の運営で広く話題を呼んでいる。

立木 祥一郎 (NPO法人harappa 理事、元青森県立美術館学芸員
2002年に弘前の酒造倉庫跡を活用した「奈良美智弘前」では、ボランティアの役割として、単なる美術活動のサポーターとしてではなく、アートプロジェクトという形で、企画から運営までをボランティアスタッフで実行構成するという、新しい活動モデルを打ち出し大成功を収める。川崎市市民ミュージアム映像部門学芸員を経、1994年から青森県の総合芸術パーク、県立美術館の学芸員として、建築コンペ・設計、運営計画等に携わる。

小澤 慶介 (キュレーター、NPO法人A.I.T=アート・イニシアティブ・トウキョウ理事)
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジにて、美術史の修士号を取得。A.I.Tは、美術館を持たないキューレーターの集団で、エディケーションプログラム「MAD」のディレクターとしてキュレーター養成などを行う。世界化する社会のさまざまな問題にアプローチしたビデオアートのグループ展や、特定の場や地域と展覧会の関係を心理地理的に考察するキュレーションも行うなど、多彩で実践的な活動を展開している。

ティトゥス・スプリー (ワナキオ実行委員会ディレクター、琉球大学助教授)

[コーディネート]
宮城 潤 (NPO法人前島アートセンター理事)

※フォーラム当日は前島アートセンターが企画する「沖縄現代美術缶」のプレゼンテーションもあります。

■関連ブログ 「美術館問題について大いに語る会」 http://katarukai.ti-da.net 

■連絡先 前島アートセンター 〒900-0016 那覇市前島3-17-1 2F
TEL&FAX 098-863-0244  http://maejimaac.net

 この他にも、
3月30日(金) 19:00-21:00 シンガポールのアートって?
が予定されています。詳しくは、前島アートセンターのHPをご覧下さい。