熊本城/天草合宿1日目

takibata2007-05-03

 早朝から釣具店へ。熊本市最大のショップだそうで、面白いものがたくさん売っている。長靴や大きな袋などを購入。市電に乗って熊本城へ。赤、緑、ブルー、白、紫など、車体がカラフルで見ているだけで楽しい。熊本城は石垣が見事(武者返しというらしい)で、復元された天守閣内部や、慶長年間の名残を残す宇土櫓(うとやぐら)内部が公開されている。宇土櫓内部の多層階の部屋も内部に入って見て回ることができる。天守閣内部は、各階が展示スペースになっており、無料パンフ(熊本城築城400年祭)によると、「熊本市立熊本博物館熊本城天守閣分館」となっている。展示品は、熊本市立熊本博物館蔵のもののほか、(財)永青文庫(細川家伝来の文化財を保存整理)の協力で所蔵品の公開が行われている。駕籠の展示や、熊本城城郭模型など見ごたえがある。
 マップを見ると、熊本博物館のほか、県立美術館本館、県立美術館分館が熊本城域ないしその隣接地域にあり、改めて、お城とミュージアムの立地(もともと殿様の財宝だったからか)に思いを巡らしてしまうのだった。
 11時半に、合宿の集合(熊本駅前)。バスで不知火温泉交流センターへ。岸壁の上でお弁当を食べ、河口の泥干潟へ。長靴をはいているので油断していると、片足が泥にはまってなかなか抜けず、早くも片手を泥の中についてしまったのだった。息子は、昨年の新舞子浜の合宿の折に仲良くなった女の子と、昼食も早々に泥を掘り返してカニを追いかけている。
その後、宿泊先の「熊本大学沿岸域環境科学教育研究センター・合津マリンステーション」に到着、この合津マリンステーション前の砂干潟へ。こちらは歩きやすいが、川の流れのそばは泥になっていて、やはり油断すると足をとられそうになる。生き物の名前はその場で聞いてもなかなか覚えられず、この浜で印象に残ったのは、タイラギ、アマクサアメフラシ、ヤマトウミウシ
夕食は、仕出し弁当+黒鯛、イカなどのお刺身の盛り合わせ。夜は、ウミケムシが浮遊する姿に盛り上がったり、プランクトンネットを使ってのプランクトン採集など。みなさん宿舎に戻ってからも熱心に実習室の生き物を眺めておられるが、私は眠さに耐えかねて先に爆睡してしまった。
写真は、不知火の泥干潟で観察する友の会メンバー。一般参加者50名、世話役6名の総勢56名の旅(2007年5月3日撮影)。