魚津埋没林博物館

 これぞ現地保存。水族館から“しんきろうロード”を通って、港に隣接する魚津埋没林博物館へ。来館者は私1人、あとから数名。水中展示館に樹根が3本。資料保護のため、暗い。なんとなく、仙台市富沢遺跡(地底の森ミュージアム)を思い出す。元祖は魚津だろう。この手の現地保存型の館は、理念としてはよく分かるのだが、リピーター確保が難しいと思う。
 テーマ館で、蜃気楼のハイビジョン。ものすごく豪華なホールで、一人で見るのは、う〜ん、費用対効果が、とか思ってしまうのだった。肝心の、なぜ蜃気楼ができるのか、の説明のところは、ふと考え事をしてしまって、聞き漏らしてしまった。ドーム館は発掘現場を再現した、明るい広々とした展示。
 帰路、タクシーの運転手さんから聞いた話。“雪もある程度降ってくれないと。M社が工場を作って、水をいっぱい使っている。昔は人を雇ってくれたからよかったが、今は派遣になって。派遣というのは、いけませんな。あれだけでは食べていけない。”
 JR魚津駅のホームにポスター。JRの契約社員募集の広告。切符の販売等が時給970円。5年まで契約更新可、正社員への登用あり。事務職員は時給900円。以上、記憶による。