富山県立近代美術館

 続いて、富山県立近代美術館へ。日曜の夕方、特別展最終日のためか、親子連れで賑っている。立地も良好。
常設1「20世紀美術の流れ」は、欧米の近現代作品が中心。小ぶりの作品が多い、というのはないものねだりの発言だろう。マン・レイ「桃」。最後のほうに、U-Fan Lee「線より」、草間彌生「太陽の雄しべ」・・・これは強烈。
常設4「再現:物々控」は瀧口修造コレクションで、何か怪しいものがたくさん並んでいる。"瀧口の書斎にたどり着いたものたち"だそうだが、山口勝弘「明日の糧」というのが、最高傑作ということにしておこう。布で作った食パン・・・こういう発想はどこから来るのだろうか。同じケースの中の木下新「エスキモーのビール」も笑えた。なんだか、ヴァンダーカマーの世界。