大阪府改革プロジェクト案

 3月31日の朝日新聞夕刊(大阪)に、以下の記事が掲載されていた。

大阪府PT案 青少年会館は廃止 ドーンセンター存続
 大阪府の改革プロジェクトチーム(PT)は、橋下知事が存廃を検討するよう指示している府立27施設の見直し案をまとめた。大阪市中央区の青少年会館は廃止したうえで売却し、同区の女性総合センター(ドーンセンター)は多機能化させて存続させることなどを盛り込んだ。廃止施設をめぐっては、関係者からの反発が予想される。
 
 改革PTでは橋下知事の「すべての事業、出資法人、公の施設をゼロベースで見直す」との方針を受け、08年度予算で1100億円の歳出削減を目指す具体案を検討。うち280億円については歳入増で確保することにし、府立施設の売却益を柱に据えた。
 対象の施設は27。改革PTはこれらを「廃止」「統合・多機能化」「民営化」「存続」などに分類した。関係者によると、若者の文化活動の発表の場に使われている「青少年会館」は廃止する方針。老朽化しているため、解体して土地の売却を検討している。児童文学の振興を目的とした「国際児童文学館」(吹田市)は府立中央図書館に機能を集約させる案が浮上している。
 また、中央区上方演芸資料館ワッハ上方)は2010年までの賃貸契約期間中は存続させる方針。利用者から存続の要望の強い「ドーンセンター」は、他の施設の機能を集約したうえで建物は存続させる。また、大相撲春場所が開かれる府立体育会館(大阪市浪速区)や、国際会議場(大阪市北区)も存続させる方針だ。

 ネット上で見つけた主な関連記事は以下の通り。
◆橋下大阪府知事の改革チーム、府立体育会館の売却検討(MSN産経ニュース
 http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080331/lcl0803312134002-n1.htm
 この記事の内容は、上記朝日の記事とは矛盾する部分(府立体育会館について)がある。まだ確定的な情報ではないのだろう。なお、この記事には、以下のような記述がある。

PTはこのほかの府営施設について、「上方演芸資料館ワッハ上方)」(大阪市中央区)は移転、近つ飛鳥博物館(河南町)や泉北考古資料館(堺市南区)など4施設の統合なども検討している。


橋下知事の改革案 青少年会館は廃止、そして…(MBSニュース関西)
http://www.mbs.jp/news/kansai_GE080331173900101568.shtml

4つある博物館については統合し、吹田市国際児童文学館も他の図書館に機能を統合させるとしています。
 また、市民グループから存続を求める要望書が出ていたドーンセンターについては、建設した際の借金がまだ残っていることを理由に存続させた上で、他の施設の機能も取り込んで建物を有効に使う考えです。
 改革案は来月中旬ごろに正式に発表される予定ですが、今後、各方面から反発が出るのは必至で、橋下改革は大きな正念場を迎えます。


大阪府、人件費380億円削減案 改革PTまとめ(asahi.com
http://www.asahi.com/politics/update/0330/OSK200803300109.html

事業費見直しによる440億円の削減対象は、私学助成や府単独の医療費助成、府出資法人への委託料など。


◆<大阪>府政改革案 人件費380億円を削減(ABC WEBNEWS)
http://webnews.asahi.co.jp/abc_3_008_200803310501009.html


◆人件費380億円・事業費440億円削減──大阪府財政改革素案、計1100億円捻出(日経ネット関西版)
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news003476.html



■ところで、これらの記事を探しているうちに、とても気になるこんなニュースも見つけた。
宮城県 財源不足最大1344億円 「再生団体」転落も (河北新報)2008年3月14日(金)
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/region/20080314t11035.html?C=S

あっ、今日、エープリルフールだった・・・らいいのに。