大阪産業労働資料館、サポート会員の募集を開始

 大阪府の改革プログラムによって、2008年7月に廃止された大阪府労働情報総合プラザ、そしてその運営を受託してきた財団法人大阪社会運動協会が開設していた大阪社会運動資料センターも府から補助金を全額カットされていたが、この度、2008年10月を目途に新しい図書館「大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)」(仮称)を創設することを決意されたようだ。
 大阪社会運動資料センターのブログに詳しい経緯が書かれているのでご覧いただきたい。→http://shaunkyo.exblog.jp/8763066/
 以下に一部を転載させていただく。

 年度の途中で委託金を打ち切られ、さらに今年度既に補助金がゼロとなっている状態ではありますが、なおも私達は、30年をかけて収集した45000冊の図書と47000件の新聞・雑誌、数万点に及ぶ労働組合や企業・団体の内部資料・一次資料を次世代に引き継ぐことを社会的歴史的使命と考え、今後も図書館運営を続ける決意を固めています。また、大阪府が行政の役割を放棄して廃棄しようとした資料25000冊についても当協会が引き取り(大阪府からの寄託)、一般公開に供する所存です。

 心意気よし!で、「大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)」(仮称)運営のための会員を募集されている。自分自身の多忙で、大阪府に対して何もすることができなかったが、せめてこの新しい図書館の創設・継続を支援したい。大阪の労働運動関係の資料が、あれだけまとまって整理・保存されている場所は他にはないと思うので、一人でも多くの方にご賛同いただきたいと思う。
 なお、この情報は、国立国会図書館のカレントアウェアネス・ポータルを通じて知った。→http://current.ndl.go.jp/node/8453