ベルゲン水族館(8月29日)(爬虫類の写真が多いです、嫌いな方はご用心!)

 ベルゲンの駅裏のホテルにチェックインしてから、ベルゲン水族館(Akvariet i Bergen)に向かう。ベルゲン水族館は、『地球の歩き方』には、「ヨーロッパ最大級の水族館」と書かれている。なので、行ってみなくちゃ、と思っていたのだが、N先生から、「ヨーロッパには、その後大きな水族館が新しくできたので、ヨーロッパ最大級は、ちょっと大げさです」とのメールをいただいた。しかし、ロンドン水族館でも驚いたのだが、日本の水族館の豪華さ!展示技術の高さ。 旭山動物園紹介TVで知った日プラを始めとする日本の技術力がその背景にあるのだろう。(日プラのHPをチェックしたら、最近は、ドバイの水族館とかを手がけている)。
さて、最初はバスで行こうとしたのだが、バス停がどこにあるのか分からない。ショッピングセンターの裏手の(長距離・郊外)バスセンターに、違うだろうな〜と思いつつも行ってみたが、イケアの無料バスとか、どう見ても、やっぱり違うので、港へ出て、船で水族館へ向かうことにした。
  世界遺産ブリッゲンのそのまた先に、フェリー乗り場があった。

 小さなフェリーは“Beffen”というらしい。水族館の広告の看板が出ているので、すぐ分かった。フェリーは、7:30〜16:00まで、10分おきに、年中、月〜金、運行、と書いてあった。ぎりぎりの、16:00発最終便に、たった一人のお客として乗る。

  おとぎの国のような、かわいらしい、色とりどりのベルゲンの街並み、あっという間に、対岸についた。

  喜んで船を下りたのも束の間、あれ? 水族館はどこ? 看板も、案内板も、建物も、何もない。周囲は、ホテルや店舗、住宅街が広がる。

  水族館だから、水際にあるはず、と思い、ベルゲン港沿いに岬の先端のほうに向かう。不安になって、通行人に尋ねると、まだその先だという。

  で、やっと、水族館に到着。これが、ヨーロッパ最大級?? 不安を感じさせる入り口。メインゲートは閉まっていて、ショップだけが空いているので、ショップから侵入。券売所が見当たらない。レジは、買い物のお客さん・・・・英語の説明も見当たらず、そのまま通り抜ける・・・しかし、水族館本体にも、券売所はない・・・・ここの入館料は、150NOK(約3,390円)とガイドブックにはある。しばし、思案した。・・・心の葛藤に打ち克って(?)、ショップのレジに戻り、チケットを買った。もとは、とれるのか??

  入ってすぐのペンギンは、ごく普通のペンギンプール。他に屋外にあるのは、子ども向けの遊園地。しかし、メインの建物に入って、ちょっと安心した。大々的なワニ展示スペースがあったからだ。

  暗い室内は、熱帯風にアレンジされ、ワニの檻の間を木の遊歩道を巡らし、暗いながらもそれなりに、ワニを眺めることができる。かなり暑く温度設定されていて、ワニは水に潜るでもなく、姿を見せている。
  そして、何度も眺めたのが、ワニが水牛やシマウマを襲う動画。

  残酷だけど。ベルゲン水族館の高額料金設定は、ワニ様たちの暖房費用に充てられているのだ。しかし、ノルウェーで、ワニを見る必然性とは?? さらに面白いのは来館者で、インド人ファミリー。インドの人たちが、ノルウェーでワニを見るのか・・・。あとは、黒人のグループ客。全体としては、時間が遅いためか、閑散としている(開館時間は19:00まで)。

  この水族館は地下に展示室が延びていて、よく構造が分からないままに、何回もぐるぐる回った。ノルウェーの近海魚や、爬虫類。

  Amerikansk alligatorが、上から、水中の前から、横から眺められる展示は面白いと思った。


  かわいい爬虫類たち。



  テグーの展示のところには、便座があり、何かと思えば、“The Toilet Monster”とあり、2005年のこと、3歳の男の子がトイレに入ったところ、近所のアパートから逃げ出した、このテグーがいたのだとか。

  蛇の部屋。いや、正確には、“The vet’s lab”となっている。蛇の赤ちゃんが孵化したのだとか。

  地上に戻ると、新館なのか、もう一つ建物があるのに気づき、こちらへも入ってみる。大きな水槽があって、白人の若者たちが、楽しんでみている。

  日本人には、物足りないと思う。そういえば、庭に、錦鯉がいた。

  帰りは、バス。駅まで行きたい、と運転手さんに告げて、無事、宿に戻ることができた。ベルゲン駅のバス停は、駅をぐるっと回った裏手にあった。