『厳選!まる見えガイダンス 資格図鑑! 2010』

 今日は朝から大阪中央郵便局へ。もちろん中身は校正原稿。朝出せば、夕方か夜には届くという(ほとんどヤケクソというか、理性が飛んでいる!)。で、そのあと、外気が吹き込む寒〜いコーヒーショップで、PC上で校正。明らかに店選びを間違えた。
 梅田駅へ移動中に、ふと、本屋に立ち寄った。新聞広告で見た『厳選!まる見えガイダンス 資格図鑑! 2010』を探してみたくなったのだ。しりあがり寿さんのイラストというのが気になったので。著者はオバタカズユキさん、絵が、しりあがり寿&加藤裕将さん(将の字は旧字体)。ダイヤモンド社、2009年。
 あんまり面白いので、ゲラゲラ笑いながら坂道を登っていくと、玄関のところで、大学の偉いさんお二人と鉢合わせしてしまった。
 「何笑っとるねん?」「いや〜あんまり本が面白いもんですから」

 で、中身を書いてしまうと、業務上差し障ってしまうので、あんまり書けないが、巻末にちょこっとだけ「シンデレラ資格の通信簿」というのがある。学芸員は載ってさえいないのではないかと思ったが、一番最後のページに、司書・司書補と並んで載っていた。
 それはさておき、日商簿記検定は、「地味だけど費用対効果がいい」と書いてあった。「経理の仕事は同じことの繰り返しだが、その退屈さに耐えられればこれほど安定した『職人仕事』もないかも」とか、「たとえば大卒の人間が履歴書の資格欄に書くためには、1級まで取得しておきたいところ」とか。(このあたりは常識的というか非常に好意的、他の資格は・・・)
 この本は、イラスト、図解も抜群で、教育社会学のT先生に見せたらウケること間違いなし。かつて、授業で学習した『金魂巻』のイラストをパワーアップしたようなもの。
 まるまる本音トークで、笑い飛ばすしかない現実の憂さを吹き飛ばしてくれる・・・立ち読みでいいかもしれないけど・・・読んだあとは、ちょっと悲しいかも。