ローマの休日編

 昨日、帰国しました。以前のように詳しくブログにアップする余裕がないので、行程と、特に気に入った場所などだけ、簡単にメモと写真をアップしておきます。(過去の旅行記も、途中で挫折していることが多いですし)。ほぼリアルタイムのメモは、ツイッターに書いてありますので、よろしければそちらもどうぞ。 
 8月15日(日)ローマ・フィウミチーノ空港着。Leonardo Expressの切符を折角買ったのに、いきなり、普通のfs線に乗り間違える。30分過ぎてもテルミニ駅に着く気配がないので、車内の人に聞くと、この駅で降りて地下鉄に乗り換えろ!と言われる。が、ドアはもう空かない。次の駅で下車し、反対方向から来た列車に乗って1駅戻り、ティブルティーナ駅で地下鉄に乗り換える。こっちの方がほぼ半額程度の値段で行ける。自販機で地下鉄切符を買う洗礼を否応なしに受ける。仕組みが分かれば簡単で、自販機はギリシアもほぼ同じ。
 8月16日(月)終日バチカン博物館。日本からネット予約していき、一通り全部見て回った。印象深いのは、ラファエロの間、ダントツによかったのは絵画館、あと、現代美術のコレクションも、クレー、ファイニンガー、キルヒナー、カール・シュミット、オットー・ディクス、ムンクシャガール、フォンタナ、ダリ、タマヨなどが揃っていて驚いた。
 写真は、絵画館内の光景。当然ながら、宗教画コレクションのレベル高い!

 バチカン博物館内のエジプト博物館、エトルリア美術館、乗り物館も面白かった。システィーナ礼拝堂は、人多すぎ。夕方、クーポラ、サン・ピエトロ大聖堂も見学。

 8月17日(火)ボルゲーゼ美術館へ。ここも、日本からネットで予約していった。2時間ずつの完全入れ替え制で、ゆったり見ることができる。館内は写真撮影禁止。ベルニーニの「アポロとダフネ」など。
 その後、「ローマの休日」のスペイン階段へ。人多すぎ。きれいな場所だが。サンタ・マリア・デル・ポポロ教会。パンテオン
そして、ローマ国立博物館アルテンプス宮へ。ここが今回の旅行で一番感激した場所かもしれない。建物内部が小部屋に分かれていて、室内にフレスコの壁画や天井画が残る。特に2階のロッジアが素晴らしく、展示されている彫刻よりも館全体のたたずまいと静けさに深く魅かれた。写真は、展示室光景と、ロッジア


最後に、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会へ。カラバッジョの3部作、特に「聖マタイの召命」、実物を見られたのが嬉しい。

8月18日(水)朝、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会へ。ベルニーニの「聖テレサの法悦」を見る。写真は、ベルニーニのこの甘ったるい官能的な彫刻。

鉄道に乗って、タルクィニアへ。Fs.線ピサ行きで1時間半ほど。ここで降りたが、バス停に気づかず。ちょうど来たバスの運転手さんにネクロポリに行きたい、と尋ねると、バスターミナルから出ている、と言われる。よく分からず、バスには乗らずに歩き出す。1時間ほど歩いて、こじんまりした中世の面影の濃い素敵な町へ。国立タルクィニア博物館を見つけて入館。エトルリア文明の展示。写真は、『有翼馬』。

その後、迷いに迷って、ネクロポリにたどり着く。しかし、苦労して来たかいはあった。広い草原の中に古代エトルリアの墓が保存されている。地下に階段を降りて、ボタンを押すとライトがつき、ガラス越しに壁画を見ることができる。ただ、数があるのと、暑いので、全部見ようとすると、最後は消化試合的に。写真は、ネクロポリの光景と、古墳内部の壁画


こういう墓が20〜30基、内部見学可能な形で保存されている。これぞまさに現地保存だ!もうちょっと、博物館から現地までの案内板出すとか、地図作るとかしようよ。旧市街から外れているし、まさかこんなところにあるとは思わないよ〜
丘の上からは、起伏に富んだ大平原が見える。うわ〜い!

8月19日(木)ローマ国立博物館マッシモ宮へ。「リヴィアの家のフレスコ画」「ファルネジーナ荘の壁画」が素晴らしい。


午後のオリンピック航空機でアテネへ。(以下、続く予定。やっぱり書ききれない・・・)