プラハに到着

 8月16日(日)、6:53クラコウ発、13:54プラハ着、EC118、クラコウ駅の電光掲示板には、「コメニウス号」と書かれていた。

 眠くて、ずっとウトウトしながら過ごす。国境警備犬は現れず。やはりポーランドと同じような景色が続くが、お天気がよいせいか、チェコのほうが明るく見える。国境を越えて驚いたのは、乗ってくるお客さんや車掌さんの顔立ちや体型が、明らかにポーランドとは違うということ。
 さて、プラハに着いて、両替は銀行(KB)かチェッドック(もと国営旅行社)が、レートがいいと書いてあったので、地図を頼りに、チェッドック本店を探し当てた。ところが・・・・今日は日曜日だったのだ。開いていない! 当然、銀行も開いていない。諦めて、ホテルでユーロから両替してもらうことにした。
 ウサギの肉を食べて、ビールを2杯(2杯目は断りきれずに・・・)飲んだあと、旧市街をお城の方向をめざして歩き出す。噂に違わぬきれいな街。でも人が多すぎる。これはクラコウも同じ。クラコウ以上に観光地だ。ホテルやレストランばかり。
 シュルテンブルク宮殿内の国立美術館(中世〜18世紀の絵画部門)へ行った。すでに5時を回っていたので、入館料は通常のほぼ半額。

 ここもすばらしい宗教画のコレクション。エジプトの古い絵画や、ロシアなどの木に描かれた宗教画もあった。
 エル・グレコの作品や、ブリューゲルルーベンスなど。1時間はあっという間に過ぎてしまい、閉館時間になってしまったのが残念。
 エジプトの4世紀半ばのテンペラ画。

 Donattello-okruhのThe Vergin and Child(1446)。

 1階展示室の様子と、同じく1階の天井画。


 エル・グレコのPraying Christ(1541)。

 2階のギャラリー。宮殿内のギャラーって、こんな感じだったのか、という。

 追い出されるように美術館を出たあと、プラハ城内をぶらぶら。ちょうど、6時半からSt.George's Basilica(聖イジー教会)でコンサートがあるというので、思い立って入ってみることにした。


このバシリカプラハで最も古い教会建築だそうで、920年完成、1142年に再建されたロマネスク建築とのこと。内部にはフレスコ画が残っている。演奏はプラハ・ロイヤル・オーケストラ、Canon in Dやビバルディの四季など。演奏は約1時間で、終わったあと、楽器をしょって猛スピードで坂道を下っていった演奏家たちの姿が印象に残った。