研究会

「今、問われる 文化施設の使命とは」

今日は夕方、上記タイトルのシンポジウムを聞きに行った。ある方から案内をいただいて、内容に興味を持って出かけたのだが、実は会場で質問させていただくまで、どこが主催者なのか分からず、会の目的(落としどころ)もよく分からず、行けば分かるだろう位…

第8回ライチョウ会議長野大会(2日目)

ライチョウ会議の2日目。今日もたいへん勉強になった。座長が鈴木啓助先生、午前の第2部は、「高山に何が起きているのか」をテーマに、氷河期からの高山植生の変遷、南アルプスのシカ被害調査、日本アルプスのニホンザル・ニホンジカの生態、高山昆虫の現…

第8回ライチョウ会議長野大会

朝、大阪を出て、また大町にやってきた。大町に行くことはもちろん、末っ子には内緒である(帰阪してから、また行きたい!と毎日のように言われているので)。 今日は、第8回ライチョウ会議長野大会の1日目。むろん、私が来た目的は、ちょっと他の参加者の…

大阪市の地方独立行政法人化問題(12・最終回)

続きを。高橋さんの質問が続く。このあたりから、私も手を上げだしたが、高橋さんの質問がなかなか終わらないので、もーっつ! 高橋 市民としては直営が一番いい。行政が見なきゃいけないとしているものまで、民間へ移行(するというのはおかしい)。いくら…

大阪市の地方独立行政法人化問題(11)

質疑応答の続きを。メモが追いつかず、つなぎの言葉に私の思い違いがあるかもしれないがお許しを。 中村 (レジュメに書かれた)独法のメリットB【複数施設を一体的に経営統合(集積)するメリット 1.人材の有効活用 2.一元化による機能強化 3.経済性…

大阪市の地方独立行政法人化問題(10)

だいぶ日が開いてしまったが、質疑応答の続きを。 Q2 7館で組むと言われたが、動物園、植物園、水族館が入っていないのは? 7館で連携を図るというが、具体的にどうするのか? 目指すもの、具体的にどう実現するのか? 博物館群というのが、何をするのか…

大阪市の地方独立行政法人化問題(9)

高井さんの講演の続きを。最後の部分で、レジュメに沿っての説明だったので、「7つの施設まとめて独法」だけしか、メモは残っていない。なので、当日いただいたレジュメの文言を使って再構成させていただく。 高井(続き) 地法独立法人制度導入で期待され…

大阪市の地方独立行政法人化問題(8)

高井さんの講演メモの続きを。メモが断片的なので、正確でない点があると思うがお許しいただきたい。 高井(続き) 規制緩和と言えば、一般に、官が(民に)規制をかけているのを緩和すると受け取られているが、官が官を規制している、国が地方を規制してい…

大阪市の地方独立行政法人化問題(7)

一日空いてしまったが、高井さんの講演メモの続きを。私が書いたメモの量が少なく、配布資料に書き込んだものをもとに、(だんだん日が経って記憶があいまいになっているが)復元したい。 高井(続き) 博物館施設に適した新たな運営形態として、解決策の一…

大阪市の地方独立行政法人化問題(6)

今日から、高井さんの講演内容の紹介に入る。パワポと、同じプリントアウト原稿を用いながらの説明だったので、必要部分は、当日配布資料を引用しながら書かせていただく。 高井 具体的に独法化に向けた動きを、指定管理者制度の問題点と合わせて(報告した…

大阪市の地方独立行政法人化問題(4)

続きを。 山條(続き) 多くの小中学生(に)近所の府県からお越しいただいている。歴博、自然史、科学館、どこから来ても小中学生はタダなので、割と多くの人に来ていただいている。教育機能、どう果たしているのか。ただ、見せるだけでいいのか。先生に博…

大阪市の地方独立行政法人化問題(5)

続きを。 山條(続き) 資料の「一般会計収支状況の推移」を見ると、(平成14年度から平成17年度まで)普通会計経常収支比率が100%を超えている。どう圧縮していくか。(この問題が)博物館の運営経費に関わる。(続いて8頁と書かれている頁を見ていただく…

大阪市の地方独立行政法人化問題(3)

昨日の続きを。 山條(続き) 監理団体評価委員会から、監理団体統合の意見が出た(頃)、指定管理者制度への移行(が行われた)。指定管理は原則公募で、期間は4年間、ただし、非公募のものは2年(になった)。美術館、近代美術館準備室は直営、その他(…

大阪市の地方独立行政法人化問題(2)

昨日の研究会の配布資料は、山條さんのレジュメ「公立博物館の新たな運営形態を目指して―大阪市の目指すもの―」A4版1枚、参考資料(ホッチキス綴じの何かの抜粋)。参考資料の中身は、「1対象施設一覧 博物館施設とその概要」「2管理団体の統廃合・再編…

大阪市の地方独立行政法人化問題(1)

今日は、大阪歴史博物館研修室での、JMMA近畿支部・全日本博物館学会共催例会「公立博物館の新たな運営形態を目指して―大阪市による地方独立行政法人の博物館運営の取り組みについて―」に参加した。行くかどうか、昨晩までかなり迷っていた。連日の試験漬け→…

芦屋シンポ(12)

フロアとの質疑応答の続きを。メモが意味不明になってしまった箇所もあり、部分的な復元になる。 明尾学芸課長 NPOという形になって、(我々は)民間。(館は)直営の業務委託で、芦屋市の管理下(にある)。(AMMは)雇用の場であり、事業費のみが支払われ…

芦屋シンポ(13)

質疑応答の続きを。 Q 市民の税金を有効(に使う)。来館者が増えたということで、よかったと思っている。(私は)チェックする側の議員だが、議会が問題にするのは、来館者が増えたかどうかだ。無料でも(招待でも)、全体トータルとして。 20年前、バブル…

芦屋シンポ(11)

今日は、戒田さんのお話と、参加者との質疑応答の一部を。なお、戒田さんはパワポを使用されたが、字が細かく、全くと言っていいほど、読めなかった。 戒田 兵庫ボランタリープラザ・・・NPOを支援するNPOで、活動方針は、パンフレットを(見ていただきたい)。…

大雨の日と、芦屋シンポ(10)

今日は昨日とうって変わって、激しい雨で肌寒い。朝、市バスに積み残しをされた。強い雨が降ると、自転車族がバスに鞍替えするからである。研究室に着くと、天井から床まであるガラスに、雨が垂直に流れていく。教室間の移動は傘をさして・・・で嫌でも気が滅入…

芦屋シンポ(9)

シンポの続きを。今日は電通の笠井良平さん。これも、記憶とメモが定かでない部分があり、勘違いがあるかもしれないがお許しを。 笠井 電通で、公設公営のミュージアムの展示、企画をいくつもやってきた。20年前から知っている。(この美術博物館は)芦屋浜…

芦屋シンポ(8)

昨日は、うっかり、橋爪さんの発言があそこで終わっていると勘違いしてしまったが、まだお話は続いていた。その続きを。なお、橋爪さんのお話はたいへん興味深いが、私があまり詳しい知識を持たず、細部を確認する時間もないため、聞き間違いがあればお許し…

芦屋シンポ(7)

パネルディスカッションの続きを。自分でよく理解できなかったところは省略させていただく。 辻本 富本憲吉記念館の(館長をしている。)富本氏に17〜18年間、かわいがっていただいた。人間性を感じ、記念館は(富本氏から)家を譲ってもらい、33年間、個人…

芦屋シンポ(6)

第2部パネルディスカッションの抄録を。メモの字が乱れ、もはや判読不明になってしまった箇所多数。書き間違いもあると思うがお許しいただきたい。 司会(角野) ここからが本番。我々の活動に対して、外部の方々においでいただいた。活動について、忌憚の…

芦屋シンポ(5)

前置きはさておき、芦屋シンポの続きを。 司会(森下) 次は柿木理事から。柿木理事は、くいだおれの経営者で、経営の専門家として(のお話を)。 柿木 大阪で飲食店の役員をしている。そういう視点から、経営上、運営上の課題を。一つは施設の経営、二つ目…

ラウンドテーブル打ち合わせと、芦屋シンポ(3)

16日の夕方、日本社会教育学会六月集会ラウンドテーブル(6月3日午後)の打ち合わせをしてきた。当日、報告して下さるのは芦屋シンポにも登場されるAMM事務局次長の藤本隆さん。藤本さんは大阪市教育委員会の社会教育主事として、社会教育施設を指定管理に出…

芦屋シンポ(4)

続きを。 明尾学芸課長(続き) H18年度は、古書の販売を行なった。モダニズム周辺の資料も一緒に展示した。即売も行い、ホールの使用料を払ってもらった。好評で、本年度も継続してやっていきたい。事業、単発も嬉しいが、継続してやっていきたい。 「洗濯…

芦屋シンポ(2)

気を取り直して、シンポでの角野さんのお話の続きを。()で囲った部分は、メモできなかった部分を想像で補った部分であり、・・・としたのは、重要だと思ったが聞き取れなかった部分。 角野 予算が減り、他館との交渉もできず、館蔵品主体(の展示になる。…

芦屋シンポ(1)

14:00〜17:15まで、芦屋私立美術博物館ホールにて、1周年記念シンポジウム“芦屋市立美術博物館の一年を振り返って”が開催された。プログラムはこちら。 参加者は、聞き手側の席に座っていたのが、50名ほど。他にスタッフのみなさん、後ろの壁際に座っていた…

沖縄フォーラム(15)

ディスカッションの続きを。 宮城 抵抗(という言葉を使われたが)、今回のフォーラムは、(僕が)中心になって企画した場で、抵抗というより、先に進んでいるようなビジョンがつくれないか、前に進むためにどうしていくのか。こうしようというスタンス、前…

沖縄フォーラム(16)

ディスカッションの続きを。 Q このシンポは、(今度出来る)美術館が博物館の附属施設(になってしまったこと)、民間委託にする、の2点だと聞いていた。民間委託はいいことではないか、チャンスだ。 立木 直営でまっとうに運営するのが、一番正しい道だが…